![]()
今回の製作にあたっての最大のポイントは、サス付きの4速フレームと74スプリンガーという普通ならミスマッチになりがちな組み合わせを、いかに無理なく自然に見せるかという事で、かつ、TC88のスプリンガーからの乗り換えでもストレス無く乗れるように、非常に解りにくく手間のかかった作業をしていく事になる。
写真左上より時計回りに
・その①のビフォーな写真を見てもらえれば解るように、ショベルのリアサスはシート下周りのフレームがほぼ90度に組まれており、その角にサスが付くことにより幾何学適な形になり、そのままだと74スプリンガーの自然なラインと違和感が生まれてしまう。そこでシート下のラインを作り直すことに。
・余分な部材を取り除きます。中間で接ぐのは強度的に不安なのでこの方法をとりました。
・シートレールを曲げていき、先ほどの穴の部分に突っ込んだ状態。この後周りを溶接していきます。
・全体図。リジッドフレームのような真っ直ぐなラインが出来ました。このままのラインでサスを付けて完全なリジッドのラインにするんじゃないかと、お思いの方もおられるかも知れませんが、その手法はすでに使われているのと、今回は、あたかも初めからそうで在ったかの様にしたいので、ここからさらに手を加えていきます。
月: 2007年5月
2006年4月製作 SHOVEL その①
カスタム製作日記 第2弾です。パッと見何の変哲も無いようで、結構な手間がかかっている、4速フレームのボバーになります。
![]()
写真左上より時計回りに
・ビフォーな状態、昔流行ったドラッグスタイルとでも言うのでしょうか。エンジン、ミッションは私の以前勤めていたショップで完全にオーバーホールしてあるのでひとまず安心です。
・あっという間にバラされました。オーダーは基本お任せで、オーナーの持ってきた資料を基に好みをイメージして、バイクに乗るときは基本的にロングツーリングということなのでフロントフェンダー有りの、前後16インチで74スプリンガー、色は派手すぎず、黒い服に似合う色でとの事。後は完全にお任せ。
・で持ってこられた資料がこれ。以前私が作った二台。この2台がとても好みだとの事で非常に嬉しい思いで、製作に取り掛かります。HOT BIKE 77号参照
・2002年頃作った奴です。これも結構、解りにくい所をこだわっているのでまた機会があれば詳細を紹介いたします。HOT BIKE 79号参照
この2台をベースに、オーナーにピタリとくる渋い大人のカスタムを目指します。
思わぬ落とし穴
ちょっと日記を挟みます。
今日はヘッドライトの修理です。ヘッドライトがついたり消えたりして、あげくのはてに点かなくなったとの事で預かりました。フォグランプも点いたり消えたりするそうです。
以前エンジンをやった時にタンク下であちこち配線が繋がれており、オーナーいわく配線を引っ張ると点いたりしたと言われ、ヘッドライト周りにこれといった異常も見られないので、タンクを外すことに。
記憶通り、あちこちで繋いでるわ、分岐させてあるわで、これは一つ一つ調べていくしかありません。ビニールテープで巻いてある所を剥がしていき、配線を色んな方向に引っ張ったりしながらテスターで導通を調べたりして、何箇所か剥けてたり、ちゃんととまってない所を見つけ配線を引き直したりして対処しました。
そしてライトを点けるとみごと点灯!あとはボディーに組み込めば完成。そしてもう一度点灯!・・・・あれ!?点かない・・・・再びバラすが点かない。ボディーと端子が当たってないか?色々見てみてから点けると、また点灯!んで組み直すとまた点かない・・・・・
一度頭を冷やして考えると・・・・アレしかないな!!
なんと球切れ。でも点いたり消えたりする。まれなんですがたまにあるんです。こんなの↓
修理をする上で、乗り手の情報や過去の修理の経験を元に、的確な予測を立てていくのは重要なんですが、それによる思い込みほど怖いものはありません。”思い込みは可能性を無くす”という事ですから・・・気をつけねば。