無駄な時間という「糧」

悪戦苦闘していたTRITON(トライアンフエンジンにノートンフレームのカフェレーサーね)ですが、やっと光が見えて来ました。
このトライトン。2,3年前にサイレンサーを入れ出した頃からカブってカブって調子が悪くなり、過去にも悪戦苦闘して”何とか”の状態で渡し、一度、英車屋さんで見て貰う事を薦めた。
そこでエンジンをやってもらったりしたが結局治らず(ひどくなった?)出戻って来ました。
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いろんなホースが繋がれ「ICU」に入れられているみたいな絵になってますが、まぁまぁそんな感じです。
キャブなのか、点火なのか、エンジンなのか?(これは無いか?)
さんざんキャブをいじくったが改善されない。チョークバルブの経路塞いだりいろんな事を試すが、光が見えたかと思えばどん底。これの繰り返し。
取り敢えず、点火タイミングを見直す為にギアカバーを開ける。点火タイミングが遅かったので、「コレだ!」と思い、組み直すが、また撃沈。RIMG1290.JPG
けっこうなハイカムが入ってるらしく、どんなカムが入っているか取り調べ中の図。                                                                            
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ピストン上死点などを基準にどのタイミングで開き始めるかなどをチェック。
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今回はエンジンが組まれている状態なので、ロッカーアームの動きをダイヤルゲージで見て何度手前で開いて、何度後で閉じるかをチェック。
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大体こんな感じで数値化して、イメージを膨らませます。
※この時点ではバルブクリアランスが大きかったので実際はもっと開いている。※普通はカムローブセンターが100度~110度に来る様にする。
EX(排気側)のタイミングが遅い感じしますが、元々、この状態で調子良かったので今回は取り敢えずこのままで行く事に。よく言えばトルク型なのかな?
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カムは650cc用のカムで、アイドラーギアの合いマークが2本有ります。IN、EX共に早い方で組まれていました。
この辺のカムギアはKEYが3か所入れ替えれて、カムギアの位置を、「標準」「早い」「遅い」で変えれるみたい。※ハーレービッグツインはKEY無しの圧入なので無段階で変更出来る。
ギアをひとコマ進めると早くなりすぎるので、KEY位置を変更して、EX側のタイミングを進める事も出来る。
金色の”ゴールドライタン”みたいなのは社外の強化オイルポンプです。
とまあ、カムの特性が解ったが、元のからずれている事も無く。データ取りだけして終了。
んで、この後キャブ内部の部品変えたり、更にセッティングを煮詰めたりして。完了!
何度も試乗を繰り返し、色んな走り方を試すが「いいんじゃないの」っちゅうとこまで(超完璧!の一歩手前)出来た。
とても10kmごとにカブってプラグ掃除していた車両とは思えない感じになった。
サイレンサーを抜いて一番初めに戻すとか、キャブをアマルに換えるとかの妥協案が出ていたが。「負けそうになった昨日のアタシvsやり切った今日のアタシ、の勝利」みたいな感じです。
ハーレー屋なので他車種をやると(研究すると)時間ばかりかかって大変なのであまりやりたくないです。といいつつ、来週はアマゾネスが入ってくるなぁ・・・・
オーナーさん(中学からの同級生)出来ましたよ。ニューオーダーイケますよ。

10年ほど前に制作した車両です。カッコよろしいなぁ~

NEW ORDER CHPPER SHOW 2012

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以前にチラッと告知しておりましたが、7月15日(日)に神戸のポートアイランドにある神戸国際展示場 2号館にて行われる、ニューオーダー・チョッパーショーに皆でバイクで走りに行こうかと思っております。
当日の流れとしましては、9時に当店前出発(10分前にはガソリン満タンで来てね。トイレも済ませてね!)。→桂川パーキングエリア・下りにトイレ休憩も兼ねて10時頃集合。(10分くらいで出発)
その後、吹田パーキングエリアでトイレ&給油。(大阪の人間と合流)たぶん10時45分くらい。
てゆー感じです。
私は振動バリバリの(たぶんクランクの芯が振っている)D級チョッパーで行くので、のんびりペースでチンタラ走ります。
心配しなくても天気は大丈夫です。なんかそんな気がします。
一昨年は晴天過ぎて、地獄の様に暑かったので、ちょっと曇ってた方がえーんでねーか?とも思ったりします。
前売り券もまだあるので、お問合せ下さい。

T-SHIRTS simple ver.

普段着にでも作業着にでもサラっと着れる本気過ぎないT-シャツ欲しーなぁ。
って前から思っていて。作りました。
基本的に自分用に作りだしましたが、そこそこ良い生地で、気分によって選びたいのでカラーバリエーション豊富なんがいい。
んでもって価格も抑えたい。なので胸に私手書きデザインのAUTHENTICのロゴを入れてあるだけの超シンプル仕様。&要らんサイズ在庫したくないのでサイズはなんとLサイズのみ
バックプリントとかガッツリ入ってるのもいいけど、たまにはこんなシンプルなヤツもええんじゃないか?
「こんな時代だからシンプルに自分を持って生きたいじゃないの、アンタ。」
という想いは別に入ってませんが、アリだと思います。
これからキますよシンプルT。
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大胆な試みが好きなので、カラーは全8色。生地は5.6オンスで着心地良いです。(※モニターの環境にもよりますが、実物はもうちょっと渋い色です)
どの色も良い感じの色だと思います。
ロゴがクリーム色なのと、汚れても良い様に色はダークなんが多いです。
値段はややこしいですが、1枚2000円。
んで2枚だと3500円(1枚あたり1750円)3枚4800円(1枚あたり1600円)4枚6000円(1枚あたり1500円)
☆追記☆
<<代金を振り込んで貰えれば、送料着払いで全国発送いたします。
振り込み先はこちら
代引きは現在やってませんが、只今検討中です。>>
只でさえ安いのに買えば買うほど安くなる方式を採ってみました。ガンガン使って欲しい感じです。
要するに「迷うぐらいなら色んな色を楽しんで欲しいねん。沢山買ってね♥」ちゅう感じです。
前回は白のみという暴挙に出てクレームきまくりでしたが、今度はサイズでクレームが来そうです。そこんとこは真摯(しんし)に聞き流します。
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※モデルさんは身長176cm、体重65kg
サイズがデッカくて合わない人は部屋着とか運動着に、小さすぎる人はピチTとして着てね~。
もしアレだったら買わなくてもいいよ~。
あっ、言っちゃった♥オッケー、いい感じ。
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自分用に30枚くらい作るつもりが攻め過ぎて100枚作っちゃったので、誰か買ってね~。

Company Info 

特定商取引法及び古物営業法に基づく表記
古物商許可  滋賀県公安委員会
第60115H170013号  公布  H17年 8月18日
オートバイ商
〒520-0503
滋賀県大津市北比良984-220
TEL&FAX 077-532-1514
代表 川村 直樹
振込先口座

・京都銀行   西大津支店(503)
 普通  3086362 カワムラ ナオキ
・PayPay銀行 ビジネス営業部(005)
 普通  6016169 AUTHENTIC MOTOR SERVCE

・京都銀行   堅田支店(505)
 普通  1143003 オーセンティックモーターサービス
※振込後、どちらの口座に振り込んだか連絡下さい

MADE IN JAPAN ~本物の職人~

先日、深夜にチラッとテレビを見ていたのだが、内容が「東大阪の町工場が、中国に技術を売って不景気を乗り切る」という物でした。
その場しのぎにはなるけど、次の世代、その次の世代の事を考えれば、政府単位で考え直さないと、技術大国「日本」の未来は暗いんじゃないかと思うのです。
さて、「今回の古き日本を愛でる会」は昔の偉人では無く、御年79歳の現役の職人さんを紹介いたします。
私が最も尊敬する職人と言ってもいい方なので、最後まで読んでいただければ幸いです。

ロンドンオリンピックも近づいてまいりましたが、皆さんの注目している選手は誰でしょうか?
私は何と言ってもアトランタ、シドニー、アテネの三大会連続で、金、銀、銅メダルを独占したあの、砲丸の”球”です・・・・・・・・・・・・・・?
前フリからして大体お解りでしょうが、その砲丸を作っている方が、埼玉県の辻谷工業の辻谷政久という職人さんです。
世界の他のメーカーの砲丸は、何千万か億するコンピューター制御の機械で作っているのですが、辻谷さんは40年以上使っている汎用旋盤で手作業で砲丸を作っている。
よりよく飛ばす事が出来る砲丸の条件は、重心をより球の中心に持っていくかという事だそうです。材料が不純物の多い鋳物なので、まん丸に削っても重心はバラつくのです。
他社は辻谷さんの砲丸に対抗してマシニングで削り、バランスを見る機械でバランスを見て、穴を開けて鉛を注入してバランスを取るそうです。(反則くさいよなぁ・・・・)
でも、辻谷さんは、削れる音や、表面の色で判断し、何よりも手に伝わって来る微妙な振動で重心の位置が解かると言うから驚きです。
まん丸に削るだけでも大変ですが、7260gの鉄の球をたった10gの誤差で手作業で削る。
しかも鋳造の条件によって重さが変わるので、同じ大きさにしても重さはかなり変わるらしい。それをさらに重心が球のど真ん中に来る様に手の感覚で削る。
まぁ、考えられないくらいスゴイのですが、解って頂けるでしょうか?

私が辻谷さんを知ったのは、3~4年前にニュースのとあるコーナーで紹介されていたのを見て驚愕と感動を覚えたのが最初です。
辻谷さんが初めて砲丸をオリンピックに提供したのは1988年のソウルオリンピックでした。それまで砲丸なんか作った事が無いとこから始め、何年もかかってやっとの思いで公式採用されるに至ったのであった。
しかし、残念ながら新参者の辻谷さんの砲丸は使われる事はなかったという。
その悔しさをバネに、次の1992年のバルセロナでは、選手の指紋などをデータで集めて独自の技術として砲丸の表面に微妙な「筋入れ」を施した。
すると徐々に評判が上がり選手たちが使ってくれる様になったという。残念ながらこの年もメダルは採れなかった。
そして、また4年後の1996年アトランタオリンピックで、ついに辻谷さんの砲丸は金メダルを獲得したのであった。同時に銀メダル、銅メダルを取った選手も皆、辻谷さんの砲丸を選んだのであった。
数多くある砲丸の中から、なんと決勝に出れた12人全ての選手が辻谷さんの砲丸だったというから驚きだ。

<アトランタ、シドニーで使われた筋入りの砲丸 ※競技用には打刻は入って無い>
続く、2000年のシドニーでも金、銀、銅メダル独占の快挙。もはや辻谷さんの砲丸は圧倒的な品質を誇っていた。
しかし、ある米国の企業から「筋入れは反則だ」とクレームが入り、次のアテネでは表面をツルツルに加工しなければいけなくなってしまう。
しかし、辻谷さんの砲丸の真骨頂は「重心がど真ん中にある世界で唯一の砲丸」と称されるだけあって、そんな事はもろともせず、またしても2004年のアテネオリンピックで金、銀、銅メダル独占するのであった。
このまま何連続でメダル独占して行くのかと、注目もされていた。
そして2008年の北京オリンピック。
辻谷さんの砲丸はそこには無かった。
砲丸の提供を断ったのであった。
理由は、日本の工業技術を教えてくれと盗むだけ盗み、(出来は2流3流だが)日本の工業を衰退させる国が、サッカーアジアカップでの日本人選手に対する罵声を浴びせ、反日デモを行っている。”そんな国には私の大切な砲丸を預ける事は出来ない”と言ったそうだ。
「MADE IN JAPAN のプライドをなめんなよ」 といった感じですね。
ちなみに、北京では新記録は出なかったそうだ。(当たり前か・・)
そしてこんな話もある。
ある米国のスポーツメーカーNから、米国に来て技術指導者になって欲しいとオファーが来た。
給与は週休2万ドル(当時で約200万)の3年契約。つまり年間1億超の給料を出すとの話であった。
しかし、辻谷さんはコレを断った。(そしてその次のオリンピックからあの「筋入れ」が禁止になったんですね・・・)
辻谷さんはこの砲丸を完成させるのに鋳造屋で勉強させてもらい技術を教えて貰ったり、「材料いくらでも使っていいぞ」と言われ何度も研究したり、その他にも色んな人のおかげで自分の技術がある。
それを自分だけが良い思いをするなんてとても出来ない。とおっしゃっていた。
そして、日本の技術流出が日本の工業をダメにしているのを良く解っていたんじゃないかと思う。
サムソンに何億も出されてホイホイ着いていく、元「日立」の吉川良三とかには一生解らんでしょうが・・・
「技術大国、日本」という物が、古き日本の物語にならない様に、と願うばかりです。
最初に紹介したとおり、辻谷さんは御年79歳。本人はこのロンドンが最後のオリンピックだという。
次も頑張って欲しいが、今は只ロンドンでのメダル独占及び、新記録が出る事に注目しようではありませんか。
※追記
今回書きたい事が沢山あったのですが、なるべく読みやすい様にまとめました。
私が書かなかった事が他にも書かれている記事を下に貼っておきます。興味のある方はどうぞ。
http://jqrmag.com/?p=49