For Sale Motorcycle 1980 FLH

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1980年式 FLHのご紹介です
<この車両はSOLD OUTとなりました>
今回の車両は当店で6~7年ずっと整備、車検してきた車両なので特にオススメ出来るFLHでございます。
ツインカムからこのショベルに乗られて、不自由なくロングツーリングにガンガン行かれてました。
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100%オリジナルな高価な車両ではございませんが、純正派の人は購入後にじっくりかけて純正に戻す楽しみが残っているという事で・・
写真に無いですが、純正キャリア、キングツアーバッグ(後ろの箱)、シートはございます。
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逆に軽くしたりも良いですね~
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足回り、前後ブレーキ周り、クラッチ周り他リビルドしてあります
ヤッコカウル、キックは後から付けました。※(FLHはエキゾースト一式換えなアカンのでお金かかります)
タイヤはコンチネンタルと渋めのチョイス
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Flying Wheel のタンクデカールにゴールドのエンブレムがベージュのカラーと良いマッチングですね。
ピンストの擦れ具合からして、タンクはオリジナルペイントと思われます。フロントフェンダーも同様
プラグずっと換えずに乗れるコンディションですが、マフラーから白煙が見られるのでエンジンオーバーホールしてからお渡しします。
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シート変えれば2ケツ仕様にもOKです
この辺の細かい部品も純正は雰囲気良いですね
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スピードメーターも純正でメーターダッシュも純正(エンブレム同様他の車種はスイッチ周りの部分が黒)
私知らなかったんですが、このカラーリングは”ウイリーG リミテッドエディション”というらしいです
まぁ、パッと見が格好よけりゃなんでも良いですがね
<この車両はSOLD OUTとなりました>

カムギアツール ~調子が良いは作られる偏~

何年か前からずっと書こう書こうと思い、書いたら書いたで他の人の考え方を否定してるような、揚げ足取ってる様な気がして、なかなか書けずじまいの事を書きます。
今回はほぼプロ向けの内容なので、興味無い人はスルーの方向で
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エンジンとかやってるブログとかでチョイチョイ出てくるこの工具
一流メーカーと言われているJIMSのカムギアアライメントツールですね
これでギアを入れ替えて正確なカムタイミングを出せるスグレモノです!みたいに紹介されてるのを見た事ありますが、私の見解ではOKではないかな?という工具なのです。
上の写真で見るとかなりタイミングがズレている様に見えるので、ついつい0のメモリの所に合わせて入れ替えたくなりそうな感じですが、実は上の写真のカムはほぼほぼカムタイミングが取れておるのです。
ここからはこの工具を使った事ある人しか解らないかも知れないですが、付いてきて下さい。
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この工具の真ん中の穴にあるこのポッチに
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70年以降のカムのエンドに入ってる溝(ガバナー固定用)を合わせて
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カムギアのピニオンギアとの合いマークを工具の三角矢印と合わせドエルピンで固定(写真では入ってませんが)し、その時に目盛のどこに来てるかでカムタイミングを見ようというのが狙いの様ですが
本来は、カムギアとカム山との位置関係を合わせないといけないのに、この工具では、カムギアと溝(ガバナー固定用)との位置関係を合わせる事になってるだけなんです。
カム山に対して、超正確な角度でガバナー固定用の溝が掘られていたら、本来の狙いどおりこの工具で合わせてもちゃんとしたカムタイミング(バルブタイミング)が得られるのですが、実際の所その溝は正確とは言えない事がしばしば
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純正Hカムその①
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純正Hカムその②
工具側固定でセットしたらこれだけ、カム山の角度が違います(この場合は、溝とカム山の関係性)
なので初めの写真の様に、工具上では思い切りズレててもカムタイミングが出ていたり、メモリ0付近でカムタイミングが出ていたりという事が起こるのです。
工具上でズレてるからといって、うかつにメモリで合わすとかえってカムタイミングが狂うという事があるというのを知っておいてください
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逆から見たギアと溝のズレ
ブリーザーギアの合いマークをどちらも9時の位置に持ってきた時に、これだけ溝の角度が違う事もあります。
※どちらもカムタイミングは合ってる状態
加えて言うと工具側のポッチもどこまで正確か解りませんし、各カムメーカーがどこを基準で溝を掘ってるかとかで変わります。
純正カム、社外カムなどでバラつきは様々ですが、私の手持ちの工具ではアンドリュースなら大体目盛のこの辺で合わせればカムタイミング出るとか自分用にはデータを持っております。
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カムメーカーから出てるデータを元に合わせるのですが
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ピストン上死点をダイヤルゲージで出して(写真なし)
まずフロントインテークのタペットが0.053インチ(1.346mm)上がった所で
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上死点の何度手前かを見て・・・・
みたいな感じで、駄目ならギア入れ替えてを繰り返して、初めて正確なカムタイミングが得られるのです。
カムタイミングとか検索して、最初の工具は出てきますが、ディグリーホイール(分度器みたいなの)とかダイヤルゲージが出てきてるのをなぜかハーレー業界では目にしないと思うのは私だけでしょうか?
とまあ、本当はメルマガにして金取りたいくらいの事を労力使って書きましたが、誰かの参考になって調子の良いバイクが少しでも増えればと思います。
※、お歳暮お中元は年中受け付けております
点火調整もこれに近い感じでやればより正確な調整がとりあえず出来ます
今回の記事を読んで、前に組んだバイク大丈夫かな?と汗が出てる人も居るかも知れませんが、まぁ、従来のやり方でもイケてたのなら別にえーんとちゃいますか、ぐらいにしか思っておりません。
細かい事書きましたが
まぁ、私は日々正解に少しでも近づく用に、そして最終的にはテキトーにやります(笑)

SIFTONのオイルポンプ

天才チューナー、トム・シフトン
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オールドレーサー好きなら一度は聞いた事がある名前だと思いますが、現在もなおカムシャフトなどのエンジンチューニングパーツを製造、販売しております。
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今回はそのシフトンのオイルポンプを使ってみる事に
理由はS&S製より純正に見た目が近いから
それだけ
新品パーツといえど、組む前に入念なチェックをするのは当たり前なのがハーレーの整備の世界
通常バリ取りとかがメインですが、オイルポンプの穴という穴、溝という溝を構造を理解しながら入念にチェック!
なんかオカシイ所発見~の図、が上の写真
オイルを流し込んだが何処にも流れて行かない
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他社のポンプと他年式の物と比較の図
こういう時思う、無駄な在庫バンザイ
今回のメーカー側の加工ミス部分は、1次プライマリーチェーンへの給油のライン穴が開いていませんでした
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今回組む車両はオープンプライマリーが組まれているので、別に開いてなくてもギリOKなんですが、今後の展開や次に乗る人の事も考えて加工します。
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深さを測りながらこっちからも開けます
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これでオイルが行くはずです
参考にして下さい
手前味噌ですが、ハーレーの修理は経験のある専門店でやりましょう
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ややこしいついでに、今回の車両はアメリカからのゴチャ混ぜ系エンジンでして、72年の1200ccベースに1340ccのクランクが組まれていて、ケース加工がしてないのに73年以降のオイルポンプとカムカバーが付いているという訳解らん仕様で、結果から言うとクランクにオイルがいってないという残念すぎる組み合わせ。
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クランクが常時ちょびちょび給油?のサイドオイラーから、油圧上がった時に流れるエンドオイラーの年式に替えられているので、色々とケース側も加工します。
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穴を埋めたり~
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用意してた~72’のポンプも加工
一般ユーザーには意味解らんブログになって来ましたが、古いハーレーの修理は同じお金出すなら経験のある専門店に出しましょうという事です。
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オイルポンプシャフトのブッシュもガタガタだったので、面倒くさがらずに交換します。
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新しいのと、古いのん
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新しいのを圧入~
ガタなしスルスルになりました
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今回の車両はカムタイミングもズレていて良くない感じでした
この辺もワンステップ先の調整方法でやってますので、今度書きます
現在、SIFTONを始め多くのパーツ会社がアジア系企業に買収されてるので、品質の低下が多方面で起きているというのが今後の悩みです
ダメな部品はMADE IN JAPANで作る必要が出てくるんじゃないかと
会社が大きくなり、株式化され、グローバル資本主義の波に押され、創始者の意志とはかけ離れていく時代よ、いと悲し
今回は主に加工穴が開いてなかっただけでしたが、全ての穴に意味があるのでその辺をしっかり見極めれるお店に大事なお金は使いましょうという話でした~