尖ってるのは悪い事なのか

何だか意味ありげなタイトルですが、今回はスプロケのお話

よく耳にする「スプロケ尖ってるから交換しましょう」ってやつですが、必ずしもそうでは無くどこを判断基準にするのかって話

尖って無い方がガタ有って、尖ってる方がガタ無いパターンを解りやすく親切に動画にしたやつ

なんでこういう事が起きるかというのを図面wに起こしたやつも下に記しておきます

あまり知られて無いけど、新品から先が尖ってるスプロケもあるんです

ワッシャーをチェーンのローラーの部分として見た時、上の尖ってる新品はピッタリフィットしてます

下のは先端が広く平らなのですが削れてしまってもまだ平らな部分が残ってる

重ねてみるとこんな感じです

棒で指してる部分が削れてるのでガタが生まれます

先端の平らな部分が広いのやら、狭いのやら、尖ってるのやらあるので、スプロケの減りを(簡易的に)正しく見極めるのは先ほどの動画の様に新品のチェーンを当てがってフィット感を見るのが宜しいかと思います

もう一つツッコんだこと言うと、新品チェーンとスプロケのガタはどこまで許容範囲なのかってのは、スプロケの削れ方の形状がチェーンにダメージある形状なのかどうなのかを見極めると、そのスプロケが使える状態なのかの判断がつくかと思います

まー、書き終わってみると大した事無い話ですがご参考まで

使える部品をホイホイ変えさせるお店にでは無く、ちゃんと見極められるお店に出すと無駄な出費が減りますよ

と、最後に無理やり尖ってみましたテヘペロ

チェーンの調整方法についてはこの記事の後半に書いてあるので興味ある方はどーぞ↓

ミステリーではなくミスリード

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何度修理に出してもオイル漏れが治らないとの事で当店に入って来たこのpanheadさん
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一晩置いとくとオイル溜まりが出来るので、車体から降ろしてキレイキレイにして吊るしておいてどこから漏れてるかチェックします
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6月21日から10日程吊るしておきましたが
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一滴もタレてこずで
うーん、ミステリー
ってな事になりそうですが
まぁおそらくアレだろうという感じです
ミッションのオイル漏れで修理に入って来たらシール交換するのは修理屋の常なのでしかたないですが、知ってる情報に頼り過ぎるとミスリードを誘う結果となるのかなぁという話

トランス系 ~空がまた明るくなる編~

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エボの5速ミッション組んだり~
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ショベルに比べるとコツが要らない感じです
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搭載
後はエンジンとかイロイロですね
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こっちは社外のミッション
シフターフォークの調整したり
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スプロケ固定するのにこんな工具があると便利です
鋼材とタップと要らないチェーンがあれば作れますよ
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武器にもなる系ですね☆
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シールも交換です
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ここらもバラします
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この部分の加工についてはいずれ書きます
あまり知られて無いと思うけど、やっておくと良い加工なので。
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ミッションやベルト回りを外した時は、ついでにクランクシールを交換しましょう。
ここも、単にシールを新品に換えればいいってモンじゃない場合があるので、案外差が出る部分です。
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これもよくあるのですが、ミッションのマウントのワッシャーがこんなになっています。
マウントプレートが長穴かつ、そこそこトルクがかかるのでこんな風になってしまいます。
ワッシャーの選択がアウトです。潰れるという事はミッションのマウントが緩んでしまうという事です。
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当店では様々な厚み、材質の物を使い分けております。
少しでもトラブルを減らす為に考えれる事はどんどんやります。(※費用対効果を充分に考えながら)
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今回はこの炭素鋼の高強度なヤツを使います。
ミッションをこだわって組むなら、こういった所も気を使いたいですね。
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これはメインシャフトのベアリングサポートです。オープンプライマリーのショベルには必要な部品ですが。
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一般的にはCHINA製しか出回ってないので(あったらゴメン)、探しに探して(ネットでは出てこない)日本製を使っています。
こういう事に結構時間を使うので、いくら時間があっても足りません
(ブログ書くのも1時間以上かかるし・・・・・)
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搭載
後はシッシーバー、その他モロモロですね。明日に終わらす予定です。
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次はコイツです
ちなみに左が後期ショベルの通称「ロータリートップ」と呼ばれるミッションで、右がラチェットトップと呼ばれる、ショベル前期及びパンのフットシフトモデルの大部分に使用されたミッションです。
(トップの部分以外はハンドシフトモデルと共通)
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取り敢えずキチャないので、洗浄しましたの図。
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感触を確かめたり、計測したりしながらバンバラバンバンバンにしました。
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ケースとかは状態良くって、ひと安心。
両シャフト、各ブッシュ、ベアリング、一部ギアは要交換って感じです。
キックは抜けてたんじゃね?って感じで中の部品が、ガタガタでした。
各部測定して、必要な部品を本日オーダーしておきました。
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最近、ほぼ毎日空が明るくなってるので、もうちょっと健康的な生活をしなければ。
と思いつつ、やる事多過ぎでどーしょうもない感じです。

知ってる事が~誰にも言えない事ばかりじゃ~空がまた暗くなる~♪

XR750クラッチ 整備

ぐあ”あ”ア”ア”ぁ~~~~~~
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ってフォークオイルこぼしてもーた・・・
というか、こかした事に気づかなかった俺イズ疲れている様なので(全く自覚なし)、今日は諦めてブログの更新です。昨日寝たの5時過ぎてたからかなぁ?でも今からダッシュしろと言われたら余裕で出来そうなんだけどなぁ。
どうも疲労というものがどういうものか解らなくなってきた今日このごろです。
なるだけ以前の記事と内容がカブらない様に心がけている当ブログですが、なんやかんやと書く事は有ります。
(と言いつつ、今日はあまり大した事ない内容かもデス。)
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ウチで面倒見させてもらっているXR750のクラッチです。
基本的に調子の良い車両なんですが、どうも今ひとつクラッチの感触がスッキリしない。
一度調整を試みるが、少しは良くなったもののなんか違う。
プレッシャープレートの面出しをして再調整するも今ひとつ改善されない。
あきらめの悪い男”三井寿”(スラムダンクの)もささやきかけてきます。
渾身の逆転スリーポイントを決めるまでは終われません。
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構成部品的には72’ー80’年の(下半分の図)クラッチシェルだが、バラしてみるとクラッチ盤が1枚少ないぞ?
やっぱり89’~の(上半分の図)物なのか?もしくはここに載ってるもの以外の物が存在するのか?
様々なメーカーのクラッチ盤を引っ張り出して厚みなどを比較したりして、しばし悩む・・・・
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しばらく考えていると突然ひらめいた。
まさか・・・と思い同じ部品構成のアイアン用のクラッチシェルと比較すると、72′-80’用のクラッチシェルを薄く削って加工してありました。
軽量化?それとも高年式仕様にアップデートしたつもりなのか?アメリカんチューンの深さの様な、意味解らん様な感じです。
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そうと解ればこっちのモンです。
この様に年式によってスプリングの硬さが違うのでそれに合わせて今回のパターンに当てはめます。
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と言いたい所ですが80’以降はエンジンの馬力も大幅に変わるので、其の辺も考慮してのスプリングのチョイスをして、セット長も考えます。
(※強くしたら絶対に滑らな~いクラッチになるけど、極力軽く握れる様にしたいんでひと手間かけます)
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あとはフタをするだけなんですが、このTINタイプのカバーは必ず歪んでるので・・・
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板金して直します。
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チェ~ック!
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75年式だけど、トランスファーバルブが無いクランクケースなので、ブリーザーボルトを制作。
よし、あとは組むだけだね☆
でもここで「カバーがペラペラだしガスケット入れたらまた歪むよね?ていうかボルトの所だけめっちゃ強くガスケットが潰されるしガスケットも切れそうになるよね。ボルトのピッチが広い所で210mmもあるし面厚バラバラだよね。」と変な考えが頭をよぎる。
尾崎豊の様な声もささやいて来ます「君には歪んだカバーの鳴き声が聞こえてこないかい?聞こえるだろう?」
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という訳で、この様な高強度鋼の肉厚なワッシャーを使い、常識外れですがガスケット無しで組む事にしました。(液体パッキンは最低限度塗りました)
9割がたの同業者から「初めからガスケット入れたらええやん」と聞こえて来そうですが、「だってカバーがかわいそうなんやもん・・・」と、少し頬をふくらませ、口を尖らせて言うより他ありません。
まぁ、こういう考え方もあるということで。
もちろんオイル漏れはしておりません。クラッチもバッチリ良くなりました。
日々発見、日々勉強な毎日でございます。

さだまさし とかに影響受けてたとはいえ、15歳の歌詞と世界観では無いなぁ~

縦が増えると横はもっと増える

前にMOM兄さんと電話で「やっぱそーやんなぁ」と確認し合っていた内容がblogに載っていたのですが、2人ばかしのウチのお客さんが「なんとなくしか意味が解らん」とおっしゃるので、地元では「ミスターお節介さん」と呼ばれている私めが超解り易く説明するというコーナー。
というか人のブログをヒントに自分の所の記事にするという、セコいコーナーのはじまり、はじまり~。
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これは77年までのミッションのメインドライブギアの写真です。
MOMさんがここのベアリングをオーバーサイズ(直径がデカいの)に替えると44個入らなければいけないはずなのに、43個しか入りません。
なので、ここのオーバーホールする時はスタンダードサイズのベアリングが使える様に他の部品を新品にしましょうね。
と解り易く説明されていましたが、更に「ブタでもわかるハーレーメカ講座(懐かしい)」に仕立てます。
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まずBOSSをスタンプ台でトントンします。
「でたよ、ふざけてんじゃねーぞ」と言われそうですが、大真面目です。
いや、ちょっとだけ真面目です。
この辺がオーセンティック クオリティー・・・
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丸が出来ます。
これがメインドライブギアだと思って下さい。
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左の50円玉でケガいたのがスタンダードサイズのローラー(ベアリング)
右の100円玉でケガいたのがオーバーサイズ(直径が大きい)のローラー
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ふざけてんのか、本気なのか解らない絵ですが、50円玉の直径20.944mm
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100円玉の直径は22.444mm
その差ちょうど1.5mm
思わぬ発見!50円玉と100円玉の直径はピッタリ1.5mm違う!(そんな事は今どうでもいい)
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解り易く10個にしてみましたが、スタンダード(50円玉)は10個入るのに、オーバーサイズ(100円玉)は9個しか入りません。
ちなみに一番外側の円は右の方が大きくしてあります。(ベアリングレースを広げた状態と同じ)
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この絵を見て、ちょっと頭を整理すれば解るのですが、縦方向、つまり軸とローラーと周りの部分との関係は1,5mmが上下方向に2個分(つまり3mm)増える。
のに対して、横方向(円周方向)は約1.5mm(弱)が10個分(つまり約15mm)増えるのです。
※約1.5mmとなるのは円の一番大きい所より少し小さい所が接触する為
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もっと解り易く、この円をビロ~ンと一直線に伸ばしてみる。
縦方向には1.5mm100円玉の方が大きいが、横方向には15mm(10個だからね)大きくなってしまうのです。
つまりベアリングレースが長年の使用で大きくなったからって、単純にローラーを大きくしてしまうと横方向が44倍ずつ(今回の図解では10倍)大きくなっちゃうんでそりゃ入らんわなってな話になるのです。
「入らないんなら一個減らして組めばいいジャン」てな意見もあるかと思いますが、私は「そりゃイカんぜよ」と思います。
※ローラーの数が偶数から奇数になっただけで、レース内径ー(2個のベアリング直径+軸の直径)=クリアランスの式は成り立たなくなるのです。(これはムズカシイかな?円周方向のクリアランスも関係してきますが)
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今度はBOSSがローラーを上から見た図だと思って下さい。
これはピッチリ組まれた状態
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これは一個抜けている状態
ローラーを軸と外周に対して適正なクリアランスを計算上出しても、これだけでメインドライブギアはガタガタ動くんです。
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んでガタガタになったローラーはまっすぐ回らずに、この様に斜めってしまう可能性もあるかと思っております。(ガタが少なければ少ない程、こうはなり難い)
「こんなのベアリングじゃねえ」と古代人にも怒られそうな感じですね。
ちなみにクラッチハブのビッグローラーベアリングも同様の理由で私は嫌っており使いません。
とまぁ、こんな感じで解ったでしょうか?
なんかしらの理由で他の部品を新品に出来ない場合の裏技?も持ってますが、基本的に新品に部品を替えましょう。「直してあげたいけど、部品代は勘弁してね」てな感じです。
最後の方はオーバーホールした人にしか解らないかも知れない内容になりましたが、これでスッキリしたって人がいれば幸いでございます。
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ps.小銭が沢山出てきましたが、当方の金庫の小銭コーナーの上部に書かれている、謎の数字は昔、硬貨の重さを知りたくなって書き込んでおきました。
「そっかぁ、50円より100円は0.8g重いのかぁ・・・・」
変態ではございません。
3.1415926535 8979323846 2643383279 5028841971 6939937510 5820974944 5923078164 0628620899 8628034825 3421170679

オールディーズ サウンドのキューティーパイのカバーではないです
変態数学者は数字が可愛いと思っている。はず。