3台連続

謎の始動不良

2、3時間ありゃ出来るだろうとタカを括ってたら、3日かかるってゆー

前まで普通にかかってたのが、寒くなったしソリッドタペットだしバルブ突いてるんだろうと、プッシュロッド調整するも❌️

コンデンサー、ポイント、コイル、プラグコードプラグ変えるも❌️ガソリンのフローはOK、ガバナー周りをきっちりやり直すも❌️圧縮は最低限以上はあるし

キャブもテスト用のに変えるも❌️大丈夫なはずのバッテリー変えたり

バルブタイミングも大丈夫

いや、もう解らんて。心折れるって

他店コンプリート車両ですが納車時からジャダーがエグくてこの数年で7マイルしか乗れて無いとの事で、お助けマン心が黙れないので引き受けたパン

ミッションのメインシャフト曲がってるのが気になる所ですが、今回はクラッチ周りを完璧にしてスムーズになりました

が、この子もエンジンかからん

アレコレやる事2日…

連チャンはさすがに心と右脚が折れそうになります

キャブを何回も外し、手持ちのリンカートに変えたら答えは出ました

以前は普通にかかってたという情報と、その金額のコンプリート車両ならもうちょいまともなキャブ着いてると信じた私がバカでした

あともう1台ある…

そんな大変な思いしないでも良いパンヘッド有ります(宣伝w)↓

気付く力で未然に防ぐ

集客とかと全く関わりの無い世界で生きてるので更新頻度少な目ですがバリバリやっとります
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気になり出していつもやり過ぎてしまう納車整備
気が付きゃ1月程遅れての納車
元々普通に走ってる車両だしサクッとやって渡せば良いのですが…
クラッチをバラしてたらなーんか違和感
プライマリーのベアリングが駄目になる手前でした(写真無し)
違和感に気付く「気付き力」はヒジョーに大切で、整備士で無くても
乗り手が自分の愛車の違和感に気づく事で大きな故障を未然に防げるかと思われます
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クラッチ板に違和感を発見
こうしてまた手間が増えてゆくのであった
旧車の納車整備はレストアではありませんのでその時点で大丈夫な所は手を着けないのが基本
駄目な所は改善して渡す
でも、やり出すとキリが無い事が多いですわ〜
ps.この記事は1月26日にアップしたつもりになって下書きで終わってた物になります

cylinder head refacing tool

cylinder-head-refacing-tool.jpg
ショベルのヘッド面を均一にフラットに加工する工具を作ってみました。
①まず、ベースとなる大小2枚の円盤を作るために、親戚のリハート・エンジニアリングさんにCADで図面を引いてもらいました。このベースは精度を上げたかったので専門職にお願いしました。
②その円盤(大)にロッカーボックスのスタッドが入る穴を8つ開けます。この穴が不均等なピッチの為、一度、試作品を作って現物合わせでφ8.2mmで開けました。
そして円盤(小)が入る溝を、燃焼室の中心が軸になる様に掘ります。
③あらかじめ四方に均等に空けられている穴をガイドに、タップの下穴を開けます。
④そして出来上がったツールを旋盤にセット。この後、テスト用の店のストックのヘッドを回して削りましたが、初めは相当びびりましたよ~。でも慣れれば、これなら絶対大丈夫という自信になりましたけどね。

cylinder head refacing

cylinder-head-refacing.jpg
①圧縮がかなり低く、取り外された72年FLのヘッド。
外す前に、プラグホールからオイルを入れて再度圧縮を測ったらかなり改善されたので、通常ならシリンダーとピストンの磨耗によるクリアランスの増大が原因だと診断されるところです。
②しかしよく見ると、ヘッド面が金ノコで切ったような、指ではっきり解るほど段が付いています。これならここから圧縮が漏れても全然おかしくありません。事実、プラグホールから入れたオイルが外側へ噴き出されていました
ここからは推測ですが、製造過程で鋳型から外されたヘッドをカットして面研せずにそのまま出荷されたのではないかと思います。常識としては考えられないのですが、この時代のさまざまな逸話を聞く限りありえない話ではないと思います。
ショベル以前のハーレーの修理は、いくら整備書を勉強しても肩書きがあっても、通用しない事が多々あります。あの手この手で無限に手こずらせてくれます。鋭い洞察力と、イマジネーション、指先の感覚。そして何より真剣に向き合う姿勢が必要だと思います。
俗に言う「ハズレ」のエンジンには必ず何か原因があります。そこを突き詰めるのは、はっきり言ってショップとしてはかなりしんどかったりします。でもそれが、いちメカニックとしての経験となり、良いエンジンになれば全て善しなのではないかと思います。
③面研ツールを使って、公差 1/100mm以内研磨されたシリンダーヘッドの表面。作業風景は動画でアップしておきます。
④加工後のヘッド。
右下に写ってるのが、面研用の治具(ジグ)で、左下のはその治具(ジグ)を作る為の試作品。
今回のように、ヘッド表面が荒れている場合もありますが、バラバラな馬鹿力で締められたヘッドや、オーバーヒートなどでヘッド面がゆがんでる場合もありますので、同様の作業をして圧縮漏れや、内側にオイルが入り込むのを防ぐ事を防いでやります。