TC88 FLSTF CUSTOM③


以前、別のお客様から“CRANE”の<HI-4 TC>イグニッションシステムについて、問い合わせがあったので、この場を借りて紹介します。前回の記事の最後らへんに出てくる、シート下のなんやらハイテックそうな物体の事です。
ツインカムをよりハーレーらしいサウンドと、鼓動感のあるトルクフルな乗り味にする為のパーツと言えば解り易いでしょうか?
俗に言う3拍子に近いリズムを出しやすいパーツと言う認識も多くあるようです。
この動画のバイクは、エンジンを始動してすぐに撮影したので、完全に暖まって無いので結構バラついてて解り難いですが、実際はそれなりに3拍子が出ます。
動画の最後の4、5秒くらいのリズムの感じで出ます。もうちょっと良い動画があれば良かったんですが↓↓

TC88 FLSTF CUSTOM②

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①今回、このバイクにはKRのレプリカタイプのシートを使いました。市販のシートの中でもデザインも良く、エンド部分のゆるい跳ね上がりがいい具合にオシリをホールドしてくれて乗り心地も良い感じです。
しかし、このシートベースの鉄板が薄いので、長期の使用で割れてくる事が多々あるので、この様に裏側に補強を入れます。フロント部分のマウントも市販の物はすぐに折れてしまうので、補強と兼ねて製作します。
②他に、フレーム側のマウントなどを製作しました。今回はフレーム側には穴あけ等、一切加工せずに、ノーマルに戻せるように作りました。
③ボルト類が入っていませんが、この様にボルトオンで取り付けます。
④この車両は、クレーンのHI-4 イグニッションが付いています。このままでは雨水が直撃なので、カバーもワンオフで製作しました。この後ブラックアウトして、スッキリした見た目になりました。

TC88 FLSTF CUSTOM

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ツインカムソフテイルのカスタムです。主なパーツはオーナーの希望をとりいれつつ、カラーリングや細かいパーツのチョイスは話し合いながら、色々と提案させてもらいました。
ノーマルの持ついい部分は残しながら、クオリティーの低いパーツは残さず、全体的にシンプルに持っていきました。
①言わずもがな、ノーマルの状態。2004年のファットボーイです。
②製作途中。まだフロントホイールや、ハンドルのスイッチ周りがノーマルのままです。
 外装のカラーリングは、深いキャンディーの紺色に、隠し味的にグリーンが入っています。ハウスオブカラーの色見本で細かく指定した後、同じキャンディーの紺色のサンプルを12色作ってもらい、そのうちの三つから、色合い、暗さ、深みを指定して塗ってもらいました。本当に気にいった色を出すために手間を惜しんではなりません。うちが出してるDAREの近藤さんとはかれこれ13年くらいの付き合いで、いつも私のワガママを聞いて貰ってます。ホント心強いです。
③と言ってるうちにほぼ完成。前からの図。
 ハンドル周りも見違える程スッキリしました。ホイールもスポークに換わり、ブレーキローターもドリルドのポリッシュのステンレスローター。純正のフロントフォークの処理は見た目が悪いので、ペイントしました。無難に行くならポリッシュするのが順当ですが、全体があまり派手になり過ぎない様にしたかったので、ここはあえて塗装でいきました。初期のパンヘッドとかにも見られるやり方です。
④ビーハイブテールランプに、ウインカーはGUIDEのレプリカ、KRシート、リアドライブはチェーンに換装。
 写真が悪いですが、下の写真はハンドル周りです。ブレーキマスターはグリメカのポリッシュ、クラッチレバーはショベル用を加工、スイッチ周りはワンオフで、全てボタン式で、操作は純正と同じ、オートキャンセル機能も、もちろん残っています。HI-LOWスイッチは別の所に移しました。
さりげないけど、スキの無いようなカスタムバイクに仕上がりました。

KNUCKLE HEAD マニ革命

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写真左上より時計回りに
・ナックルのマニホールドです。54年までのアーリーパンまではこの大型の六角ナットで締めこむタイプになっており、旧車のエンジンの造形をより引き立てております。
でもこのタイプのマニホールドは、難点があり、ブラスシールと呼ばれる真鍮のリングを締め付けて密閉させようという考えなのですが、どうしても二次エアーを吸い易い構造となっていて、後にOリングをバンドで留めるタイプに変わりました。
今回は外観をリングナットのままで、後期パンからショベル中期まで使われたOリングをそのまま使えないかという事にチャレンジしてみました。
・写真中央の金色のが外したブラスシール、その下の黒いOリングがショベル等のOリング、パッケージに入っているのが新品のブラスシールキット。
・もともと付いていたマニホールドは表面がかなり荒れていたので(写真左側)、真円に研磨しました(写真右側)。
・ナットの内側にOリングが入る様に溝を掘り、Oリングを装着。この状態ではまだ未完成で、もう一つパーツを製作して、シリンダーヘッドに装着。組み込み時はシリコングリスを軽く塗っただけで、液体ガスケットは使いませんでしたが、みごと完全に二次エアーの吸い込みが止まりました。
旧車にとって二次エアーは、エンジンに重大なダメージを与えかねない為しっかり止めておくのが大事です。
今回も一部のマニアが泣いて喜びそうなマイナーネタになりました。結構簡単そうにしてますが、案外手間がかかる作業です。見た目と性能の両立は想像以上に苦労を要しますが、成し得た時の満足感はスバラシイものがあります。

TRITON マグネトー


1ヶ月以上間が空いてしまいました。その間PCがぶっ壊れたりといろいろ・・・・・はい、言い訳です。
だいぶ前にやった仕事ですが、またマニアックな事をしてみました。
通常、マグネトー点火にはキルスイッチしかなく、メインキーが付けれないので隠しスイッチを付けるか、チェーンロックをするかってのが一般的ですが、やはりそれでは不便なので、ちょっと特殊なキーを使ってON-OFFがキーで操作出来る様にしてみました。
これはマグネトーユーザーにしか解らん喜びでしょうね~。
もちろん同じやり方でハーレーのマグネトーでも出来ます。
ついでに車両紹介的なアングルで撮ってみました。
車体はTRITON(トライトン)英車です。50、60年代当時最速と言われたトライアンフのエンジンを、当時ハンドリング等が最も優れていたNORTONのフレームに乗せた最強のカフェレーサー、て感じかな?
私自身、ハーレーを所有する前はむしろこのバイクの方が欲しかったぐらい魅力的なバイクです。
スミスのメーターにワンオフのステー、タンクはノートンのリタタイプ、別体ミッションに、CRツインキャブはスピゴットをワンオフ製作。同調、セッティングもバッチリ決まってものすげー速いDEATH.ワンオフマフラーは迫力ある音がします。
そしてマグネトー、ミッションは右側チェンジの逆シフト、つまり1速が上であとは下に踏み込んでいくタイプ。トマゼリの2本引きのスロットルホルダーに、ブレーキは4リーディングなので2本のワイヤーで引っ張ります。ドラムなのにフロントロックします。
そして今や入手困難なヴェロセットに付いていたエイボンカウル、ヘッドライトの前にもスクリーンがあるのがカッコよすぎです。
このバイク走ってる姿マジカッコイイですよ~。