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2008年05月

79'FLH 1340 2008,4 part⑥

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①はい!この写真、4月16日の昼過ぎ、つまりジョインツ前日まで3日も無い時なんです。時間と予算の都合上ここまでやるつもりは無かったんですが、や、や、やっちゃいました。もー後には引けません。

どーしても、フレーム後部のダッサくてゴツいバッテリーボックスや、いらないステーをきれいに落としたかったのと、新たに作ったステー類を裏までしっかり溶接したかったので、ついつい魔がさしてやっちゃいました↓↓

②おもむろに外されたパーツたち。ついでにこの状態でチェックできる事はやっておき鱒。

③ただでさえ時間が無いのに、ここで問題発生!!フロントフォークが動かないのと、ステムベアリングがイってるのは想定内だったのですが、このフォーク、ボールベアリング用のにテーパーローラーベアリングを無理矢理放り込んで(ちゃんとしたやり方もある)、ステムベアリングを抑えるナットとカラーが別体でシャフト径に対してガッタガタな状態で組まれてました。
つまり、フォークに常にストレスがかかっており、フロントが暴れる要因にもつながってるんです。

④フロントとリアの4本のレッグも歪んでいるので(社外フォークでよくある事、ポン付けはいけまへん!)、できればフォークごと交換したいとこですが、ステムシャフトを修正して、フォークもアライメントを出して、ロッカー部分も旋盤で軸を修正、クリアランス出しして、店に在庫してたクラウンナットをテーパー用にショート加工して、やっとまともなフォークに生まれ変わりました。

よく、「ショベルでこんなカスタムしたらいくらかかりますか?大体でいいんですけど」って聞かれますが、エンジン、ミッション、車体周りをすべて完璧にしたかったら、ベース車の善し悪しによって+-100万以上変わる事があります。つまり一般的な大体という言葉の範囲での見積もりは、はっきり言ってムズカシイです。(まれに例外もあります)

でも、予算はいくらでもいいって人もそうそう居ないというのも事実です(少なくともうちにはまだ居ません)。だから多くの場合は過去の例の参考と、オーナーのキャパとで入念に話し合い、作業を進めていく中でこれは修理、交換するか、今回はそのままでいくかなど相談しながら進めて行くスタンスでやってます。

79'FLH 1340 2008,4 part⑤

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①それでは小物を作っていきマッス。テールランプは正体不明の、これまた土に還りそうなぐらいサッビサビなレンズが紫のあやしーヤツ。
補修して、ステーもシンプルに、そしてマイナスねじフェチの私としてはこういった部分はすかさずマイナスねじを使います。ちょっとした事ですが、全体の雰囲気作りにはかかせません。

②今回のカスタムの方向性としては×なロータリートップの後期ミッション。元は変なリンケージがついておりジョッキーを付けるには?な感じなんです。しかし今回、リンク無しの直でこんな感じで付けるとあたかもナックルやパンの入れ込みトップの様な雰囲気に出来ました。
シフトレバーはショベルのクラッチアームをドリルドして付けました。これまたカッコイー!ノブはテールと合わせた訳じゃ無いけど、少し紫なグラスノブを採用。

③そして、このバイクはフレーム側のメーターマウントがバッサリ切り落とされていたので、わざわざメーターマウントを付け直し、溶接跡も鋳物風ペイントで自然に仕上げました。タンクマウントも鋳物風に製作。

④タンクが乗ると、こ~んなにも自然な感じで溶け込んで、苦労の跡まで溶け込んでしまいました↓↓

79'FLH 1340 2008,4 part④

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①さあここからが、もひとつ地味な作業の始まりです。サンドブラスト(設備紹介 その1の左下)で土に返りそうな程サビたフェンダーをキレイにします。左・ビフォー、右・アフター

②そしてすでに土に還ってしまって穴が開いてる部分を四角く切り抜いて、そのサイズに新たな鉄板を切り出します。もう、カスタムというよりレストアの域です。これでまた一つ地球のゴミが減りました。

③そして、溶接。元の金属の状態が悪いのでちょっとムズかったです。
このフェンダーはもともとフロントフェンダーで、フォークのマウント部分が内側に幅が狭くなっておりタイヤに当たるので、その部分を切って合わせて板金でラインを出して溶接しました。(ちょっと解りにくいかな?)
今回、元のフェンダーのヤレた塗装を生かすので、最低限だけ塗装をはがして溶接しました。

④その溶接跡をスムージング。今回あえてパテは使いません。

79'FLH 1340 2008,4 part③

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ハイ!なんだかいきなり形になってますが、全部乗せただけの仮組み状態です。

なにやらいっぱい写真がありますが、ハイレベル間違い探しではありません。

今回、エキパイにアーリーショベル用のSパイプのタイプを使ったのですが、アップスイープのサイレンサー部分にもSパイプを使ってみました。

この日はひたすらサイレンサーの長さと角度、それに合わせたタンクの取り付け位置を探ってました。三脚でカメラを固定して、ちょっとずつ位置を変えながらベストな位置を探ります。2in1の連結の手前でも4.5ヶ所切り込みを入れて上に角度を付けてあるし、サイレンサー手前の曲がりもちょっとずつ切り込みを入れて、徐々にカチ上げ加減をみながら作りました。出来てしまえば何でもないエキパイですが、全部で16箇所程切って、溶接して、スムージングして仕上げてあります。

こういったキワ物パーツを付ける時は、付け方一つでカッコ良くもダサくもなるので、非常に気を使います。定番パーツは誰が付けてもバランス良く付けれますが、B級キワ物パーツをバランスが良いのか、悪いのかのギリギリの所で付けるの程難しい事はありません。

79'FLH 1340 2008,4 part②

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①クラッッチハブのベアリングが焼きついて、1速に「ガッツン!!」と入れるとグイグイ前へ前へと行こうとするクラッチ周り、スーサイドも足置き場が無く、9割遊びでちょこっと離すとジャダー出まくりで「ドカンッ!!」と繋がる、超上級者向けなハード・スーサイドクラッチ。もうちょっと、スーイ・スーイサイドなクラッティーにして行きましょう。

②約9.5mmの穴に、8ミリのボルトで止まっている(止まってねーよ)なブレーキトルクロッド。前後にガタガタ動いちゃうので、今にもブッチ切れそーDEATH。
ちなみに、純正のドラムのロッドの穴を使って、キャリパーを付けると強度的にも不安だし、ブレーキを握った時にフォークが伸びるので、もっと別な方法で着ければ、手間がかかりますが、安全にディスクブレーキが付けれます。って、言っておきながら、今回はドラムでいきます。

③今回の、カスタムの方向性に合わないのでブレーキペダルも作り直しです。6mmの鉄板を切り出して。・・・

④油圧ドラムの年式の純正の様な形に作り直しました。

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