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2010年02月

SOLD OUT 71'XLCH

71%27xlch-sold-out.jpg
実は多数の問合せがあったこの車両。決断力のある方がパッと出て来て、サッと買って下さいました。

以前より目を付けられていた方には申し訳ありませんが、見に来てその場で決めていただいた方が最優先なので悪しからず。

まだ在庫している車輛やその他に01'XLH1200Sや、81'FLHもございます。委託販売を依頼されていて店頭に無い車両(03'FXSTやEVOフリスコ)などもあるので、中古車をお探しの場合はメールでの問い合わせも歓迎しますが、いちど来店される事をお勧めします。
この中古車はSOLD OUTになりました
①1971年式XLCH(900cc)が入ってまいりました。俗に言うアイアンスポーツですね。

現時点でサラリとB級チョッパー入っています。エンジン周りのメッキも程よくヤレていて、なんともいい感じです。

昔のB級バイカームービーの主役じゃない方が乗っていた様なやる気ない様な有る様な自然な感じが個人的にはカッコいいと思います。

②そのまま乗るもよし、さらにカスタムするもよし、となんとも贅沢な悩みを与えてくれます。

当方は詳しくは判りませんが、シートはけっこう古そうなダイヤモンドステッチのが付いていてナカナカいい感じです。

テールランプも純正GUIDE社製がいい感じにヤレて付いています。

③セルモーターは外してあり、キックオンリーになっています。

このままフロントだけちょっと延ばしてもいい感じになりそうですね~

④この33.4mmのフォークのヤレ具合は最高です。ブレーキは前後ドラムです。案外そこそこ普通に止まれます。

値段は、まだ整備中で決まっていないのですが、おおよそ120~130万あたりになると思います。

車検はたっぷり平成23年11月まで残っています。

アイアンはそこそこ手はかかると言われていますが、キッチリ直せばおもしろいバイクだし、ショベルのBIGTWINより特別感があって個人的には大好きなエンジンの一つです。

ジャックス、オリコのローン(4.9%)も取り扱っております。簡易シュミレーションもいたします。
興味のある方はtel&fax077-532-1514又は、こちらまで

地味変(ジミヘン)

jimi-hen.jpg
まず初めに、地味変(ジミヘン)とは修理やカスタムなどで華のある仕事っプリに対し、「地味なのに大」しかもあんま見た目わらんやん。な仕事の事を言います。

けしてクラスに一人は居たであろう、地味やけど変わってるヤツのことではございません。

バファリンの半分はやさしさで出来ているそうですが、いい仕事してあるカスタムバイクの半分以上は地味変な仕事で出来ているのです。

①そして今回のビフォーな写真。シートが薄いのでオイルタンクのキャップが直の撃で、熱すぎるので、キャップの所に皮が巻いてあります。

②んな訳でオイルタンクを加工します。

元の位置よりなるだけ低く、車体の内側に入る様に加工です。

チェーンの逃がしを考えながら、なるべくオイル容量を減らしたくないので、切っては仮組み、切っては仮組み。
切り過ぎては、新品のオイルタンクで作り直し、切り過ぎてはまた作り直し。約20個あまりのオイルタンクを犠牲にして、仮付け完了!!
↑途中からは完全にウソつきました。ゴメンナサイ

③そしてキレーに溶接。

チェーンが伸びた事を考え、当たるところは2重構造にしました。まあ普通の事ですが。

オイルのフィッティングも削り出して移設。

④そいで出来たのが、コレ。

・・・ビフォーの写真と並べな、全然気付かれないなぁ。

寂しいのでアップしました。みたいな感じになっていますが、こういう仕事はしょっちゅうやっております。

つづく↓

jimi-hen-2.jpg
①オイルタンクを2センチ程内側にしたので、今度はバカデカいバッテリーが2センチ外に飛び出してきます。
熱いの直ったら今度はビリビリかいっ!まるでドリフの様になって来たので、今度はバッテリーを小さいものに変えましょう。

バッテリートレイを切った貼ったして・・・

こんなん出ましたけど~。※1    またもや、大した事ありません。

②ツギハギだらけなのが解かってもらえればそれだけでいいんです。決して寂しがり屋ではございません。

③こんな感じで収まりました。

④どんだけちっちゃくなったかと言うと。

写真のとおりです。

これが2センチ出てきたらどんなにウザイか判っていただけたでしょうか?

そして、トータルで見るとなーんにも変わって無い様に見えるでしょう。

しかし、オーナーが喜べば全て善し。作り手と乗り手だけのヒ・ミ・ツ を他人様にさらしてしまいました。


※1 <泉アツノ>「こんなん出ましたけど〜」の台詞は、三浦雄一郎を占った時に、良い結果が出ず「こんなん出てしまいまして、すみません」という謝罪のつもりで言った言葉が始めだったという。
Wikipediaより

痛み 信頼関係 責任 プライド

sekinin.jpg
去年の話になるが、とあるガス屋の営業から格安で溶接機を買いました(もち実動品てことで)。特に急ぎで使う必要もなかったので、しばらく寝かしていて、この間使おうと思い、そのガス屋から接続に必要な部品を買い、つなごうとしたら・・・・壊れていました。

その旨を先方に伝えると、修理費に8万ほどかかるとのこと。

イヤイヤ、ちょっと待ってくれ。オークションでジャンク品買ったのとは話が違うのではないかと思うので、納得いかないんですが・・・・・・

はたまた、国内の業者から、「要キャブレターオーバーホール」と記載されている、純正度も低いWLAをけっこうな高額で買ったのだが、クランクケースが左右違って、ピストン最大オーバーサイズで焼き付いていて、砕け散ってバルブに噛み込み、キックしただけで異常が解かるほどのものを掴まされました。
車両を現地まで引き取りに行くと言った時に、送料無料にするから送りますと言われた時点でもっと疑うべきだったのだが、10年くらい付き合いもあるのでまさかの話であります。

どちらもこれからの付き合いを考えれば、(今後の利益だけを考えても)もっと快い対応をしてもらえればお互いプラスになりそうですが、未だ話し合いにケリがついておりません。


かと思えば最近、名古屋のMCペッカーズさんで取ったインベーダーホイールに少し不具合があったのですが、(こちらは購入から不具合が解かるまで期間がだいぶ開いてしまっていたので、返品交換はムリかもと思っていたりもしたのですが)すぐに対応していただきました。

しかも個人店で、部品屋などの業者と違い今後の取引があるかも解からないのに、気持ちの良い対応をしていただきました。
インベーダー買うならペッカーズ製に決まりですね。箱もめっちゃカッコイイし最高です。


先ほどのWLAはエンジンオーバーホールは予算には入っていなかったのでしたが、お客様に注文いただいた以上なんとかしたいので、話し合いの上、クランクケース、シリンダー交換を含むフルオーバーホール、通常50~70万ほどかかる作業を半額以下でこちらがやる事になりました。
もちろん完全に赤字です。

現在作業中のショベルのフルカスタムもカスタムがメインで、エンジンを開けるのは点検程度の予算で見積もったのですが、バラしていくとクランクケース交換、クランクシャフト全換え、ピストン周り新品、ボーリング、バルブ周り完全オーバーホール、ロッカーアーム周りオーバーホール、オイルポンプ新品交換、カム新品交換、他多数。

先ほどのWLAも同様、もちろん安物パーツは使わず、JIMSなどの一流パーツを使います。せっかくやるのに中途半端はいけません。
当店で購入していただいたベース車なので、すべて当店持ちでございます。

ここまでくれば、赤字どころかボランティアです。

何人か人に度々「そんなけ店が流行ってたら儲かってしゃーないなぁ」とか言われますが、こんな感じで寝る間も惜しんで頑張って穴埋めしている私に、もうそんな言葉はかけないでくださいまし。

当店には保障制度というものはありませんが、店が潰れない限りの痛みはこれからも負い続けるのでしょう。それにつけ込まれて「もうやってられへんわ」と思わない限りは・・・・・

責任をとるという事は迷惑をかけた相手以上の痛みを負うという事だと、しかしながら信頼関係なくしてはこれらの話はあり得ないという事をどうぞ知っておいて下さい。

昔、ウチで中古車(旧車)を買うのを悩んでいる人に、常連さんが「僕には川村さんが保障代わりですしね」と言って頂いた時は嬉しかったなぁ

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