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2010年03月

Yes! We support of your Garage-Build ~ガーターフォーク取付~Part①

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ハーレのカスタムにはいろんな楽しみ方がありますが、そのひとつに「自分でやります」な人たちがチラホラいます。私は基本的にそういうの好きです。

しかし、重要な部品などはしっかり作らないと強度の問題など、キケンな事が多くあるので、自作派の人はこれまた悩むところでもあると思います。

なので、当店では度々(今は忙しいので受け入れ難いですが)そういった方々のお手伝いをさせていただく事があります。


①オラのアイアンにインデアーンのガーターホークを付たいんだども、どうしたらいいっぺや~との依頼を受け、とりあえず仮組み。の図

②まず、ドッグボーンを付けるので純正ハンドルをビンテージパーツの神様に懺悔しつつ・・・チョップいたします

あちらの方で神様が大きく"バツ"をしているのを横目で見つつ、旋盤で内径を真円に削ります。

③んで、こんな感じの〈グレート〉を2つ作って・・・

④最初に削った〈スグル〉に・・・

マッスル北村!!じゃなくて※マッスルドッキング!!


もちろんグレートはテリーマンが入る前のでお願いします。これを間違えると強度が10分の1ですのでお気をつけ下さい。

完全に世代が限定されてしまいました。※マッスルドッキングの解説はこちらへ(YouTubeですので会社で仕事中に見ている方はお気をつけ願います)


M・U・S・C・L・E Muscle!  M・U・S・C・L・E Muscle!  3・2・1 Fire!

LOW-CAL-SHOP

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久しぶりにどーでもいい感じの記事を書こうと思います。


ここんとこ何かどーも良くない事が多くて下がり気味でした。

いろいろあったけど、ちょっと寝れば直ぐに忘れる性格なのでほとんど覚えていませんが、デジカメが壊れ、トラックから煙ボーボーで壊れ、またデジカメが壊れみたいなこともありました。

トラックの修理は近所の田舎の整備工場に出しているのですが、なかなか親切で料金も安くいつも助かっております。
今回トラックを修理に出しに行った時の話を少ししましょうか。

「どうも何か臭うなぁ」と思いつつトラックを走らせていると、高速の料金所に着いたら煙ボーボーで水温計振り切ってるしー!やっべぇ!!

すぐさまエンジンを切って冷まし、知り合いに対処法を聞き、その日はなんとか帰れました。

次の日、どうしても車検に行きたかったので、ムリクソ乗っていったら帰り道にやはり水温計MAX!!

水を足しながら何とか修理工場へ

いい味出してる社長(60~70歳)に概要を伝える。(耳が遠いので大声で言わなければいけない)

社長「ちょっと見してみぃ」と座席をガサゴソ外そうとし始めるが中々開かない・・・

私「キャビン上げた方が早いんとちゃいますか?」

社長「そうやな。その方が早いわ」

私「・・・」

社長「そやけどこんなん一人で上げれんで」

私「いや、いけますよ」と軽く持ち上げる

社長「おおぉぉぉ(やうるのうといった感じで)」

社長「冷却水全然はいっとらんやん。こんなんあかんで!!」と、とりあえずジョッキで水を入れる。そして運転席へポイポイっと放りこんだ。

後で見るとキャビンを上げた時にデジカメが足元に落ちていて、その時に水浸しになっていた↓↓社長~~頼むわぁ

まあ、修理代も安くついたし、しゃーない、しゃーないと多目に見ておきました。

修理も完了して、留守中に勝手に店に届けておいてくれました。もちろん鍵はつけっぱで。請求書も座席にボーン。このアバウトさがなんかほほえましく心和みますなぁ。

と、ちらかった車内を整理しているとタバコが無くなっとる・・・「社長~~~~」

なんか笑わせてもらったので全てヨシな、ただのほのぼのした田舎の修理屋の話でした。


てな訳でNEWデジカメをゲッツしました。リコーのCX1というコンデジです。いろんな設定があってちょっとカメラにハマりそうな予感がします。
これから意味もない写真がアップされるかも知れませんが、ほのぼのとした気持ちで見守ってやって下さい。

マクロもかなり寄れるので、写真の幅が広がりそうです。
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SOLD OUT 2006 FXDBI

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この車両はSOLD OUTになりました

本日SOLD OUT になりました。

そろそろ暖かくなってきたので、当店在庫の他の車両も要チェックですよ~

他に81'FLH(赤)ワンオーナー走行12000kmや01'XLH1200S(黒)走行1100kmがあります。

店頭に無いですが、EVOソフテイルのフリスコチョッパーや03'FXST、XLH1200S(カフェレーサースタイル)など委託されているものもありますので、ご来店下さい。 お問い合わせ又はTEL 077-532-1514でも承っております。

この車両はSOLD OUTになりました

またまた程度の良い中古車が入ってきましたよ~。
2006年式FXDBI ストリートボブです。車検はH22年の4月まであるので、名変したらすぐ乗れます。
走行距離はこれまた少なく、4090km!言うまでも無く絶好調。

6速ミッションで超余裕の走りをします。さらにDFOという燃料調整システムも入れてあるので非常にトルクフルな走りを見せます。走りはかなりオモシロいです。

ハンドルはワンオフのナローエイプで、テールとウインカーが変わっており、サラっとカッコイイ感じに仕上がっております。 

奥深きクランク芯出しの世界

ハーレーのエンジンの腰下の要的作業と言われる、クランクの芯出しやバランス取り。

当店でもこの事については常に追求し続けている課題の一つですが、落とし穴がいくつもあるので、そのうちの一つを紹介いたします。

一般的には右に付いてるダイヤルゲージを使用しますが・・・・・

左>3/1000mm 右>0/1000mmに25分ほどで追い込みました。
これを見る限り左の方が振れが多く見えますが・・・・

そのまま、右のゲージをピックゲージに換えると、、、0mmだったはずが2/100mmまで増えております。(ピンボケで申し訳ございません)

一般的に使われているダイヤルゲージでは上下の往復運動はキチンととらえますが、回転方向はある程度しか正確に追従出来ていないのがお解かりいただけたでしょうか?

さらに

今度は測る位置を外側にもってくると、1/100mmまで減りました。
これは外側で支持しているので、内側に行くほど振れが大きくなり、外に行くほど振れが小さくなる為です。

これらの事から、芯出しの計測はピックゲージを使って、なるべく内側で計測する事がより正確に測れるという事が解かって貰えたでしょうか?

さらに言えば、外側支持と別の方法での計測もやればより完璧です。


芯出しする前の下準備も大事だし、芯出し正確にしてもマニュアルどおりの手順でやれば(※多くのショップがそうだと思いますが)、せっかく出した芯が狂う可能性が何度もあるので、その辺も独自の方法でやっています。

一般的なユーザーは、バイク屋なら修理出来て当たり前、お医者さんなら治療出来て当たり前。と思っておられる方が多くおられるようですが、同じバイク屋でも、エンジンが得意な店、そこそこ適当にやっている店。そのなかでも徹底的に追及している店、追及しているつもりなだけの店と、イロイロあるのをどうぞ知っておいて下さい。

どれに優劣を付けるナンセンスな意見は私は言いませんが。(常に自分の考えが一番という思考は横に置いておくべきだと思っておりますので)


ハーレーのマニュアルは残念ながら戦前とあまり変わっておりません。今は2010年なんです。
ハーレーの部品は精度が悪い物も多くあります。
正確に数字で追い込んでも、完璧と言えない事が数多くあります。なんとも奥が深くまだまだ出口は見えそうにありませんが、常に神経を尖らせつつも、やわらかい発想力を養っていきたいと思います。

もっと自社オリジナルの特殊工具が沢山欲しいのですが、なかなか作るマニーが捻出できないのでボチボチやっていきます。


今回も同業者や相当なマニアしか理解しにくい内容で申し訳ありません。ペコリ。

サメ肌系

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ブツブツ加工の応用編、サメ肌加工のご紹介です。

ハーレーは良くも悪くもこの100年間マイナーチェンジを繰り返し、大幅な変更をあまりしなかったので、70年以上共通で使えるパーツがあったりします。

そして何よりアフターマーケットのパーツが豊富すぎて困っちゃいます。ぐらい豊富でして、エンジン関係のパーツも山ほど出ているので、半永久的に乗り続ける事が可能な類希なるモーターサイコーなのでございます。

旧車に関してもさまざまなパーツが出ているのは非常に有り難い事なのですが、いかんせん性能を求めると他の純正部品の外観とのパーツの格差婚状態、まるでアンジェリーナ・ジョリーとグレート・義太夫が手をつないで歩いている様な事になりかねません。

そこでグレート氏をブラット・ピットにするのはいささか困難なので、Mrs.アンジーをグレート寄りにするより他ありません。

※あくまでも例えですので、どうかアンジーファンの方、私の頭をカチ割ったりしないで下さい・・・

①まずビフォーな状態。

完全にセレブです。加工面がピシっと、ツルっと美肌です。

②矢印の部分が加工後です。40歳くらい老化してしまいました。

③シリンダーの下部もサメ肌です。

④サンドブラストも当ててあるのですが、この砂がエンジン内やネジ穴に残ると非常に厄介なので、ちょっとした物でメクラをします。

しっかり穴を保護してくれますが、このようにポロっと取れてくれます。

ほぼ砂の侵入は見られませんでしたが、この後、エアーガンとパーツクリーナ1~2本を贅沢に使い徹底的に洗浄いたします。


今回も、"ビフォー・アフター"と言うよりは、"ビミョー・アフター"みたいな感じになってしまいましたが、全ては調和の為なのです。

ブツブツ鋳毒

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右半分が加工前、左半分が加工後です。

右ツルツル肌に対し、左は鋳型や鍛造金型で抜いた様なブツブツ肌になっております。これが人間ならコンプレックスかも知れませんが、旧車好きの一部の方には完全に萌えアイテム三種の神器の一つです。(布巻き、マイナスねじ、鋳物)

しつこいようですが右がビフォーで、左がアフターで、決してブツブツを削り取った訳ではありません。

そしてお手軽度5の方法が↓
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塗装でもこんな感じに出来ちゃいますなお話でした。


今日も全国で5人くらいの人がビビった事でしょう。

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