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2010年10月

アークdeお絵かき

おもしろ工具シリーズです。地味に「おお!おぉぉぉ・・・そんだけ?」てな感じです。

こんな感じで、F IN(フロントインテーク)、F EX(フロントエキゾースト)、R IN(リアインテーク)、R EX(リアエキゾースト)と入れれば間違う事ナッシング。
ark-de.jpg
こういったエンジン内部のパーツとかで順番を入れ替えたくない時は、こんな感じでマーキングしてやります。
マジックとかで書くと消えるし、焼きが入っている部品とかは打刻印も使えないしちょっと便利です。
金属ならなんでも書けちゃいます。

確かトヨタの偉いさんが言っていたと思うのだが、「人間はミスをする生き物というのを前提に、作業環境を考えている」的な事を言っておられました。
まったくそのとおりだと思います。
ミスを最小限にする為に出来る事はやっておきましょう。

フライホイールに組んだ日付やサインを入れるもヨシ。好きなあの娘の名前を入れるもヨシ。バラバラにバラした48個の部品にひとつずつAKBのメンバーの名前を入れるもヨシ。と、使い方はあなた次第!

貴方のバイクは大丈夫ですか?シリーズ

なんだかんだで人気のある74スプリンガー。
ご存じのとおり、1948年までのビッグツイン(ごく一部1949年式もあるらしいよ)に純正採用されていたフォーク。

現在もなおリプレイス品が簡単に手に入ります。大体の物が粗悪で、一度キッチリ組み直す必要がありますが。詳しくは⇒過去記事

もともとドラムブレーキ用に設計されているこのフォークですが、制動力アップ目的でディスクブレーキに換えられる方もチラホラいます。
近年、便利なボルトオンキットなども出ていますが、私の知る限りほとんどの方が正しい取付け方をしていない様なので動画を載せておきます。

前者は一般的な取付け方法やキットの物。
後者は私が7~8年前に制作した車両。

前者はブレーキをかけるとフォークがせり上がります。コーナー手前とか怖いと思うのですが・・・
後者はブレーキをかけると、ちゃんと沈みます。

ちなみに、エボやツインカムの純正スプリンガーも同様に沈みます。

74スプリンガーにディスクブレーキはちゃんと付けれない、とお思いの全国のビルダーさんに教えてあげて下さい。

ドラム用のマウントタブからトルクロッドを取ると、曲がってしまう事が多々あるのでこれまた要注意です。

まともなカスタムバイクが増えればと、日々思う、時がたまにあるような無いような、今日このごろ・・・・

牛鈴型吸入口


とにかくカブるので、インターミディ(スロー)ジェットを#265まで落として、真似して吸入口を広げてみました。

しかし、プラグは真っ黒↓↓


他のBキャブ用のキャブカバーとかで、もっと吸入口が狭くても#30番台のジェットでイケてるし、どーもコレじゃ無いな。
むしろ余計悪くなった気が(気のせいでしたが)したので、一度塞いでみる。


大体、整形したの図。


キャブカバーの奥(上?)の窪みの部分で渦を巻いているのかと考え、整流板的な物を作りスムーズな吸入を目指す。

が、特に変化無し。


走行風がかかる時に出来る乱気流?が吸入口に空気の壁を作っているのでは?と疑い、仮でカバーを着ける。


内側はこんな感じ。

これが、中々の効果で、初めてカブらなくなった。


イメージはこんな感じだ。走行風がかかると空気の壁を作って吸入の抵抗になっているのではないかというイメージ。

さて、前へ進んだのはいいが、こんな格好悪いものを着ける訳にはいかない。

乱気流?の空気の壁をどうやって壊すかだ・・・


思い切ってここに穴を開けてみた。

が、変化は無く、更に穴を拡大するか、もう一度裏の部分を(最初より大きく)くり抜くか考える。


でも、ちょっと待てよ。
乱気流にばかり気をとられていたが、シェブラーとか、河田氏のDCキャブに付いている他のベル型ホーンは普通に走ってるよなぁ。
どこが違うのか考えてみる事にした。

ん!?エアーベント穴が塞がっていたのでリューターで削ったこの形状が、走行風を受けると過吸気状態になってるんではないか?と疑う。


試しになるべく走行風の影響を受け難い様に、ギリギリまでズラす。


ハイ!来たー!!

何をやっても真っ黒だったプラグがどんだけ走っても真っ白に!

てか、気付くの遅すぎ??"吸い込みが悪い"という潜入観念に邪魔されまくってしまいました↓↓
こういう事って、解ってしまうとあまりに当たり前で、「俺ってどんだけアホやねん・・・」と軽く凹んでしまう。


穴に曲げたパイプ入れるのも手だが(そういえば昔に他のキャブでやったなぁ・・・)、どうもせっかくの美しいベル型が活き無いので、このようにモリ盛りと盛って・・・


このようにキャブカバー内部から空気を取り込む様に加工。

これで走行風の影響は全く受けないYO!


そして外観を初めからこうであったかの様に仕上げる。


最後にイラん事した穴を塞いで、リューターで削って終了。


現在、インターミディ(スロー)#32、メイン#70でいい感じになりました。

寄り道もまた経験なり

yamada-valve.jpg
ウチではブログに載せている事は一部で、結構いろんな事をやっています。
今回の主役、魚博士こと魚っち君(仮名)。まぁ10年以上の付き合いの彼ですがモーリス・マイナー トラベラー(後ろが木で出来てる車)に日産ノートのマフラー付けてくれだとか、アザラシの柵作ってくれだとか、私のスキルアップの為に?ヘンテコな物ばかりいつも持ってきてくれます。

①今回持ちこまれた、(普段私が使わない)怪しいインド製のシリンダー。純正ピストン、バルブetc...
ポートがあり得ないくらい階段状だったので、一緒にリューターでゴリゴリ削りました。

②腰下のベアリングもあり得ないくらい摩耗していたので、クランクピンを新品に換え、コンロッドベアリングを完璧に合わせました。
芯出しも完璧です。

ところが、あとの作業は勘だけでやらされました↓↓バランスもとっておりまへん・・・

こんなんでええんかな?と思いつつ、通常はやらないやり方でやれたので、完璧にやった車両との比較になって、今後、どうしても予算を抑えなければならない車両が入って来た時のサンプルになるので、彼には実験台になってもらいましょう。

③ここまでやって、私の作業はオシマイ。後は頑張ってね~。

④自分で作業しております。楽しそうですね。
カム山がえらい事になってましたが、見て見ぬフリ派で行くみたいなのでまぁいいでしょう。
ピニオンブッシュだけ完璧に合わせておきました。あと、カムカバーに少しイタズラをしておきました。

だいぶ手抜きでしたが要所は抑えているので、ヘタなフル・オーバーホールとやらよりは耐久性あるかもね?

無事、車検も取得して帰りにウチに寄ったら大雨が降ってきやがりました。マグが心配なので急きょペットボトルでカバーを作り始めました。
yamada-valve-2.jpg
が・・・・・帰ったら満タンで水が入っていたそうです↓↓

本人曰くパワー、異音など、笑けるくらい調子いいそうですが、元々最悪な状態で乗っていたので軽く流しておきましょう。

yamada-valve-3.jpg
そしてこれが元祖ペットボトルウインカーレンズだそうな。

だれも真似せんか?・・・

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