2012年12月
2012年も終了
- 2012-12-31 (月)
- 日記
本年も皆々様方お世話になりました。2013年も"オーセンさん"をよろしくお願いします。
"今年は攻めの体制で行きます"との目標で自分なりに攻めて見ました。
攻めきれない部分も多々ありましたが、まぁまぁ満足しております。
トラック買い換えたり、機械や工具を買いまくったり、全8色展開のシャツを150枚くらい作ったり、ブログの記事がドンドン変な方向に行ったり、色んな人と知り合えたり、まぁ今年は来年から頑張る基盤作りができたかな?っちゅう感じです。
今、やっと今年の業務を終えました。
まぁ、今日はほとんど店の周りの掃除してましたが。
なまじっか150坪もあるので、溝の掃除だけで骨が折れました。
気まぐれでラビットに風防を加工&取り付けしてみたりもしましたが。
来年の大まかな目標は、長期間お待たせしている車両を頑張って終わらす。あと、無理を聞いてもらってる業者様に迷惑をかけないように、もうちょっと経営者らしくする。ってとこですかね。
新人のクセにどエライ年季が入っております。会長クラスですね。
チェーンブロックが無いので重い工作機械はいつもこのようにして持ち上げております。
ヒモorケタが(木造なので)「ブチッ!!」て切れて落ちて来ないかドキドキしながらもなんとか取り付けました。
この後、機械油臭かったのでちょっと分解して、更に内側まで徹底掃除。
材料のカットのスピード&精度が上がり作業効率UPするでしょう。切った材料が熱くならないのも良い感じです。
高さが微調整できるようにライザーを使ってみました。
OLD JAMMERの6インチラウンドライザーですが、大した価値は無いと思うので店にある物で制作。
まだまだ作業効率を上げる方法があると思うので、それを模索しながら来年からも頑張りますのでどうぞよろしくお願いします。
このお正月に故郷へ帰られる方々もどうぞお気をつけてお帰り下さい。
とてもシンプルで日本語の美しさを再確認できる。日本の心を歌った歌だなぁと、しみじみ思う。
年食ったのかな?(映像見ないで、心の目で美しい故郷を想い描いてね♡)
「つつがなしや友垣」は「何も悪いことも無くお変わりは無いですか?」みたいな意味だったと思う。
どんな優れたテクノロジーであれ、豊かさを生み出す物であれ、"ふるさと"を奪える権利などあるはずも無い
ですよね
AUTHENTIC MOTOR SERVICE 川村 直樹
- Comment (Close): 0
- TrackBack: 0
かも知れない
- 2012-12-27 (木)
- 日記
年末は30日くらいまで、年始は4日くらいから始めます。(その間もテキトーにやってるかも知れませんが来店はご勘弁を)
前々回の記事の最期に「良いお年を~」って書きましたが、まだブログ更新しております。
いよいよ年の瀬、年末、エンドオブイヤーでございます。
当店では珍しく、今年は事故が2件ありました。(いつもはあっても年に1件)
まあ少ない方だとは思うのですが、皆様年末の事故には気をつけて下さいね。
事故を起こさない為には何といっても「かも知れない運転」が非常に大事です。
そう、「歩道を歩いている人がもしかしたら急に飛び出して来るかも知れない」いや、「その女性がもしかしたらモロ好みなタイプかも知れない」
「そんで、このハプニングがキッカケで、ちょっと食事でも。となるかも知れない」「そしてそのまま・・・・・」キキーーーー!ドカンッ!!はい、事故りますね。
そっちの「かも知れない運転」はかえってキケンです。
blood knotのシュンゴ曰く、イタリア人の事故の3割は道行くギャルを見てて事故るらしいですよ。(ホンマカイナ)
後は飲酒の検問も気を付けましょうね。
でも昔ってバイクは飲酒運転全然オッケーやったよなぁ。ミーティングでもビール飲み放題あったり、「ちょっと友達と飲みに行くのはバイクで行く」みたいなのが当たり前やったな。
昔、京都に住んでた時に飲酒で友達が切符切られても、私は酒気帯びでそのままバイクで帰り、友達のバイク(カスタム車)はポリさんが運転して家まで届けてくれたりと、なんしかフレンドリーやったなぁ、昔の警察は。
ちょっとの違反も「気ぃつけて帰れよ!」と見逃してくれたり・・・
2004年に飲酒の罰金が厳しくなった頃から、警察ってもんが変わった様に思う。
罰金が厳しくなって飲酒の事故が減ったならもちろんそれは良い事なのだが、実は何年か前から既に飲酒の事故は減少していた。
そして2006年にやたらメッタら悲惨な飲酒による死亡事故の報道をして、さらに違反金が上がった。
2006年に事故が多いように思ったが、実は既にかなり減少していたんだけど、みんな「飲酒運転って最悪よね~」となった。
何度も言うが、それは良い事なんだがね・・・・なにか別のモンが失われたような・・・
節度の無い者と普通の人とを一緒にしすぎって思うルール作りが多いんじゃね?
気のせいなんでしょうが、その頃からやたら警察の設備が良くなったように思うし、ちょっとの違反とかも許してくれなくなったなぁ。と思う。
その頃にスピード違反で捕まった時に、同時に捕まった奥さんが軽くテンパりながら、「子供が倒れてちょっと急いでるんです」と涙を流して訴えかけておられたのに、「お気持ちは解りますがまずこれを書いてもらわんと」と警察。
「オマエがパトカーで送ったれよ」と思った。
何だかなぁ~って事が増えたなぁって話
だいぶ私の人格が疑われた所で、最期にもっと疑われそうな動画を貼っておきます。
あっ、私は24時間365日尿検査オッケーなんでそこんとこヨロシク。
ちなみに麻薬は昔"痲薬"っていう漢字だった(痲薬とはアヘンの事だった)。痲痺の"痲"ね。それがいつからか麻(あさ)という漢字を使い出したんだな、こりゃ。
来年はいい年になってくれよ!!って自分で頑張るしかねえ~か?
- Comment (Close): 0
- TrackBack: 0
HOPPER MAG
- 2012-12-23 (日)
- A.M.S アパレル、グッズ
みなさんはもう試してみましたか?
アレですよ。あの歌いながらGoogleで検索するヤツ。
誰も居ない店で、恥ずかしさをこらえて「お~せんてぃいっく♪も~た~さーびすっ♫」とやってみましたが結果はご覧の通りでした↓↓
もう二度とやらね~。って感じですね。
先日あのJJが(JJモデルではない)店にやって来ました。最近なんとなく見たことあるこの人です。
↓ ↓
まぁ、ぶっちゃけ私もよく知らないんですが、WCCのジェシージェームス(VIBESのジェームス関島ではない)の専属カメラマンをしてたんだって。
んで、日本とアメリカを往復する内に、どっちが故郷か解らなくなって日本に住み着きだしたらしいんだって。(HOT BIKE最新号P144~147参照)
そんな彼が新しくHOPPER MAGAZINEという雑誌を(体は超デカイがちっこいタイプの雑誌)作ったので置いてくれ、つーか宣伝してくれと言われたので、宣伝いたします。
ステッカー2枚付き500円となっております。
日本のシーンとアメリカのシーンをつなぐ様な内容で、二カ国語表記となっております。
英語の教材としても使えて500円は激安だと思う。
創刊の1号ではなく、0号となっており、将来これを持ってたら「アイツ分かってるなぁ~」と思われるかどうかは知りませんが、本屋では売ってないので記念にいかが?ちゅー感じです。
どうぞ宜しく。
※追記 12月24日22:20現在、残り4冊です。お早めにっ!!(メールorコメント貰った早い順です。)
※追記 12月24日23:34現在、残り1冊です。すごい人気ですねっ。"マメにブログを見ていてくれた人はたまに得をするの法則"が当てはまりました。
※追記 12月28日12:00 完売となりました。ありがとうございました。
78'FXS part③
- 2012-12-18 (火)
- 78'FXS
正面からローアングルで
よく、グースネックと間違われるのですが、フレームは1948年のレプリカをチョップしないで使っています。
同じフレームを使ったバイクと並べると、エライ低いんですが、それはタンクのマウントやフロントのスプリンガーのアソコやアソコを切ってスプリングも短くしてハンドルの取り付けで低く見せてるだけです。
実は「グースネックでフォークを寝かせて欲しい。なんならハンドルをタンクの下面より低く付けて欲しい」との要望もあったのですが、はっきり言ってだいぶ乗りにくくなるので、安全面&操作性重視でこうなりました。グースの車両と並べても同じような低さで、ロードクリアランスもしっかり取ってあるのでコーナリングも楽しいです。
"チョチョイ真鍮シリーズ"で作ったキックペダルもそうですが、キックアームをまっすぐに加工して、足を下ろした時に邪魔にならない&見た目スッキリにしてあります。(この頃から地味な加工が好きやなぁ)
パンのキックカバーもこの頃から好きで使い出しました。一度表面の凸凹を削って、ブラスト当てて、そこから研いで程々な感じでフィニッシュ・・・
部品を加工してカスタムしてある感を出したいのではなくて、元の形が格好悪いから手を加えているだけです。"ネガティブカスタム"をスタイルとしております。
タンク小、ヘッドライト小、スプリング付きサドルシートにバレルオイルタンクなので配線などを隠す所が全然ありません。
でも、電装系の部品が見えてたり、配線ゴチャゴチャしてるのは大嫌いな私ですので、ブレーカー3個とウインカーリレー、イグニッションキー、HI-LOWスイッチをこの箱の中にしまい込みました。
カートリッジ式になっていて、ゴッソリ中身が出てくるのでメンテ性も良好でございます。
ちなみに、この箱はナックルやパンのイグニッションコイルの中身をくり抜いた物です。
この車両、Bキャブのキックオンリーでとても女子の乗り物とは思えません。
でもしっかりセッティングしてあるので、京都にいた頃は通勤で乗っていたくらいイージーに扱えます。
こんなん載せたら怒られそうですが、昔のホットバイクの密かに人気コーナー。「今月の可愛い子ちゃん」というなんとも恥ずかしいコーナーに載った時の写真。もちろん本人にはそんなコーナーとは伝えずに、ネタにしてしまいました。
ネタといえば、昔、私は通販のカタログに載った事があります。(あれはホンマに恥ずかしい)
こんな足でようキック蹴ってたなぁ。では無くて、見ての通りここまで低くしながらも乗車姿勢も無理の無い感じです。実際本人が乗って走ってるとカッコイイ。身内びいきで申し訳ありません。
キャブカバーは「S&Sのティアドロップを小さくしたら良さそうやん」と思い。ワンオフで制作。
後に、超リスペクトするDENの佐藤さんも同じ感じのを作ってたのを知り、なんか勝手に喜んでおりました。なんか嬉しかった。
Bキャブが出っ張るので極力薄く作ったんですが、ちょうどいい出っ張り具合になって、たまたまマフラーのヒートガードにもなって、なんか嬉しかった。
という訳で、十年前を振り返ってと称し、身内のバイクを褒めちぎるという、またしてもやってはいけないという事をいともあっさりとやってのけた私ですが、これからも宜しくお願いします。そして、良いお年を。
- Comment (Close): 0
- TrackBack: 0
78'FXS part②
- 2012-12-12 (水)
- 78'FXS
てゆうか別に何も変わってませんね。ちゅう感じです。
「ハンドルは黒で」と言われたけど、その後やっぱりメッキに変えました。
乗車ポジションを楽にする為に、手前に引いてるのが良く解るの図。
レバーも角を全部落として丸くしてるのもこの頃からやってたんやなぁ・・・
直付けも今ではよく見るけど、一応自分の頭で考えてやった。いちおうプロなんで・・・
スロットルのやり方も、昔に自分のショベルでやって、カブチョッパーでもやったやり方。ゼロさんが同じ感じのをやってたが、これも北海道の帯広のキャンプ場で4日間雨で動けなかった時に考えた。(わざわざ「パクってません」アピールみたいな)
スロットルスリーブは直径5cm長さ20cmの真鍮の塊から100Vのショボイ旋盤で丸一日かかって削ったなぁ。見えてる部分は5mmくらいやけど・・・
この頃は何も知らなかったなぁ。
ブレーキアームは鍛冶屋さんよろしくな感じで、トンテン、カンテン叩いて造り、軸の部分もブッシュを長めに入れてあるのでシッカリしております。
ポイントカバーもメッキの剥離など知らなかったので、ベルトサンダーでメッキを削り、後はひたすらサンドペーパーで削り跡を消して、手磨きで磨きました。
小さい頃からアンティークの囲まれて(囲まれてっちゅう程でも無いですが)育ったので、たぶんアンティークのノブをイメージしたと思う。
「チョイチョイ真鍮を入れてね♡」ともオーダーがあったのですが、チョイチョイの真鍮にアルミをチョイ入れました。みたいな感じです。
リベット、マイナスねじ、布配線などの今もベースになってる部分は村山モーターサイクルさんに工場?見学に行って勉強させていただきました。
見て学んだと言えばカッコイイですが、只のパクリですゆー感じであります。
こういう配線の留め方も、その当時は皆タイラップでやっていたのが多かった。(旧車でも)
どーしてもこのテープが手に入らなくて、「頼むからこれだけ教えて下さい」と村山さんに言ったら、「そんなんサージカルテープ(突き指した時巻くアレ)でやっときゃいいやん」って言われた。
衝撃的事象でありました。
今はPSYCLE SHOPさんとかで普通に買えます。こっちの方が使い込むとテカッて来てカッコイイです。
手短かにpart②まででまとめようと思っていましたが、疲れてきたのでpart③に続く
78'FXS part①
- 2012-12-07 (金)
- 78'FXS
今年も残す所あとわずかですね。
写真はビフォーな時。
エンジンかけるのに2時間かかるとの事で修理に入ったの図。この頃はショベリジに乗った女子は珍しく、こんなテキトーな感じのカスタムでも乗ってると十分にカッコ良かった。
この後、事故を機にフルカスタムをする事に。2002年某日。
事故る以前に元のフレームは2個1か3個1で、継ぎ目も芯入ってないわ、歪みまくってるわな状態だったので、純正タイプのリジッドに載せ換える事に。
当時の受け売りでフレームパイプ内部に発泡ウレタンを入れてみた。(剛性が上がるらしい)
この頃(前の店)はアーク溶接機とガス溶接しかなかった・・・・
基本、修理屋だったので、ここまでパーツをワンオフで作ったのは初めてだった。当時の自分の出来る限りの事はしたつもり。
特にハンドルは100Vの旋盤で、材料も無垢しかない状態のをひたすら削り4日もかかってしまった。(今なら1日で出来るかなぁ?)
ツレに「気持ち悪い」と言われたのを覚えている。
今と変わらないが、オーナーの意向を優先しつつ仕上げた。バレルタンク、フラットフェンダー、ライト位置等。
パンやナックルなどの純正ホースシュータイプのオイルタンクにしたかったのだが・・・いつかコッソリ変えよう。
「テールランプはめっちゃ小さくしてね♡」と言われたけど、危ないので基盤を買ってきてLEDテールを作った。
この当時はまだ市販のLEDテールランプは無かったハズ。(もー記憶がアレですが)
その後、2003年のクールブレーカーに出して、2004年のHOT BIKE 78号に載った時の写真。
ちゃんとバイクに似合う場所を探しに行って、2台でほぼ日中かけて取材してくれた。他社は「バックなんかどーでもいいですよ」ちゅう感じだったので、ちゃんとしてるなぁと思った。
右の文にある通り、この車両での事故を機に74スプリンガーを研究して、オリジナルのブッシュも作った。(元々ガッチガチで動かなくてリジットフォーク状態だった)
なんせ、このスタイルながら乗り易さを追求した。
説明にあるとおり、16個の部品を作ってくっつけては削り、棒ヤスリから紙ヤスリでひたすら手磨きでやった。(いい道具が無かった)
レバーも直付け。で、今やド定番の鋳物風の仕上げにした。(この当時は新しい手法を生み出したと、だいぶやったった感を感じていたが、ほとんどの人に気付かれなかった↓↓)
トップティーを無くして、ハンドル自体をトップブリッジにしたので、より低くかつ手前にハンドルが来るようにした。
スプリンガー側も切って低くしてある。スプリングも何気にショート加工している。
ワイヤーの取り回しも気を使ってホルダーの向きを作った。
そんな細かい所より、一発目の見てくれ重視なのが多かった様に思う。今と違って。
スポタン&フレームスなフリスコチョッパー全盛期。WCCに影響されてる感じのバイクも出てきてニュースクールも流行り出した頃。
クールブレーカーってのもあるけど、基本派手なバイクが多かったなぁ。
流行りに全くついて行けていなくてスミマセンっちゅう感じです。
このナックルとホットロッドちっくなショベルと3台出展しました。
今じゃド定番のファイヤーストーンのタイヤも、他に1,2台しかまだ履いて無かったなぁ。今年のロッドショーなんかビンテージタイヤの方が圧倒的に多かったですね。
この10年で、日本のカスタムシーン(技術力もね)もの凄く変化したなぁ。
私は今のカスタムシーンにもついて行けてませんが、あんまブレてないんじゃないかと思う。