気になり出すと止まらな~い

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去年販売した車両なのですが、渡してから直ぐにオイルが漏れ出してきて、どんどん酷くなり入庫。
リアのロッカーカバーとヘッドの間から漏れておりました。
オーナーと相談の上、工賃約○千円でやる事にしました。
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「フロントも怪しい様ならやっといて下さい」と言われフロントもバラしたのですが、シリンダーの付け根も怪しいので、ついつい捲ってしまいました。
せっかく上のガスケット換えても、しばらくして下から漏れてきたら、また全部バラさないといけないので凹むだろうなぁ。と思い。
何より初ハーレーのオーナーさんが連続したトラブルでハーレーが嫌いにならないかなぁと余計な心配しちゃったりな訳で、シリンダーも捲っちゃいました。
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と、ここまでは良かったのですが、見た感じフルノーマルな車両なのに一度開けた跡があるんで何かと思えば、プッシュロッドがANDREWSのアジャスタブルタイプのに変わっているじゃあ~りませんか。
なんとなく計測の図
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ここで豆知識
EVO以降のノーマルプッシュロッドはこの様にカラーコード(色分け)で4本とも分けてあり長さが違います。
(残念な事にこんな超初歩的な事を知らないハーレー屋がいたので一応)
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振り分けはこの様になっております。
間違うと異音が止まらなくなったりで要注意!
なぜ、日本語と英語のマニュアルがあるかと言うと、日本語は解りやすいけど時々数値とか間違って書いてあるのでこれまた要注意。
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社外のプッシュロッドはカラーコードが無いのでコヤツでマーキングしておきます。
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話は戻って、プッシュロッドがアジャスタブルに換えてあるという事は(一つの小さな可能性を別として)、基本的に何かしらのチューンアップがしてある可能性が大。なのです。
シリンダー削ってないかチェックしてるの図
ヘッドも面研してないかチェック(写真無し)
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可能性としてはハイカムが組まれている可能性が一番高い。
なので見た目純正なバルブスプリングも一応、強化が入ってないかチェック。
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カラーも全部チェックの図
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今回使うバルブシールはVITON素材の物を使うのですが、純正のシールより背が高い上に今回はハイカムが入っていると思われるので、ガイドの高さを専用工具で削ります。(全部揃えると結構高い)
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これが
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こうなります
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これで気になる所はオッケーかと思いきや、今度は見た目が気になってきちゃいました↓↓
カリフォルニアからきた上物車両なのでヘッドライトの中の配線とか新品みたいにキレイだったのですが、この辺の年式特有のアルミの上にクリアー塗装してあるの部分が、見事にヤラれています。
国内に保管中になったのでしょうか?
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剥離剤で塗装を一度剥がし、ザラザラな所をペーパーで手磨きしてからのバフ掛け。
キレイになりました。
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ヘッドもガスケット面の面出しして、カーボン落としてキレイキレイにしました。
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ピストンも真っ黒なので
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勿論キレイに
ちなみに走行距離はだいぶ少ない車両なので各ブッシュ類他は良い状態でした。
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走った感じそこまでのハイカム入ってなさそう。
でもやっぱりどうしても気になるので、開けました・・・・・
予想通りANDREWSのEV3でした。
その後カムカバーのヤレも気になって、クリアー剥がしてバフ掛け
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他にもシリンダーにクロスハッチ付けたりあれやこれやしたけど省略して
はい!完成!!・・・・・
の写真が無かったので中途半端な終わり方~
ちなみに一応追加金貰いましたが、勝手に暴走した部分もあるので、超超破格でやらせて頂きました。オーナーが一番びっくりみたいな。
まぁ、これでスッキリ気持ちよく乗れることでしょう。
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なんか終わり方がスッキリしないので、ここで豆知識その2
これも実際他所の車両であった話
純正のバルブガイドにVITONシールをこの様に下までガンガン入れちゃうと・・・
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シールがバルブガイドの頭で押し広げられて(下品な人はおっ広げられてと言った方が解り易い)、「ガイド穴よりシールの穴がデカくなっちゃってますがな」状態になるのでこれまた要注意。