解って無いと吹かす

エンジンのかかりが悪いとの事でマグのOH、ついでに着磁とやらをやってみるかと預かったショベル

先に部品だけ預かりチェックするが、そういう問題じゃ無さそう。極力無駄な出費をさせたくないので、マグはチェックだけで車両を預かる事に

部品を組み立ててかけてみるが、かかるにはかかるけど最善では無い感じ

バルブタイミングを疑いアレコレしては上の動画のとおりです

「調子が良いは作られる」

そういう事でした

あと、タイトルに有るとおりエンジン始動時にブンブン、ブン、ブーーン!!とやたら吹かす人達が居ますが、あれマジで止めて欲しいです

オイル硬いのに重たいフライホイールを無理クソ回すなんてエンジンが可哀想

令和のこの時代にそういう人達(いっぱいいるのが嘆かわしい)を見かけたら、解ってねーな、ダッセェ

と思ってもらって大体合ってると思いますです

VIDEO MANUALS SUキャブ初期始動


納車の度に説明したり、手書きのマニュアルはお渡ししたりはしますけど、帰ってからのおさらい用にSUキャブの初期始動方法を動画にしました
今回は冷えてる時の初期始動だけですが、基本的に冷えてる時はガソリンを多めにってだけの事です
暖まってる時はそのままければ良いし、ちょっとだけ冷えてる時とかはかからなければちょっとずつガソリンを多めにして、ケースバイケースで自分で感覚を身に着けていって下さい
リベラが撤退して修理部品が手に入りにくいかと思い、実は結構前にリビルドキットを用意してるんですが、大体的に売るつもりはねぇです
最近は色々と手に入る様にもなりましたしね
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コレは90年代のビデオマニュアル、ネットも無い何も知らない時はこんな物で勉強したもんです

だけど私もほんとはすごくないから


これはドラムブレーキのシューを研磨しているの図。
旧車の修理屋さんならチョイチョイやる方法ですね。私も昔からやっております。(特にシューの張替え後はやった方がいい)
でもこれは、あくまで基本(ベース)作りだと思ってます。
当店では、ここからの作業が独自の方法でやっているので、実走行状態に近い状態で面出し出来てると思います。
でも面が完璧に出てても、それだけではまだダメで、その他の作動部品の関係性を突き詰めて行かなければ真のパフォーマンスは発揮出来ないと考えております。(例えばV-Twinの74ドラムは交換した方がいい部品があるとか・・・)
其の辺の理論がだいぶ固まってきました。(完成と言いたいけど、違う車両をやった時に突如問題を突きつけられる事がある、それが修理の世界の奥深さなので・・)
以前、雑誌の取材を受けた時点では、満足いってなかったこの車両のブレーキも良くなりました。

あー、真面目に書いてたら疲れるので、ここからはいつもの感じで。
☎「母さんやったよ!母さんの言ってたとおりアレとアレの関係をあーしてこーしたらフロントロックする様になったよ!」
「フロントホックじゃないよ!何言ってんだよ母さん!フロントロックだよ!」
「そんなことより最近の若者でPKと言えば”パンツ食い込んでる”の略の事を言うらしいよ!下手に人前で”PK合戦”とか言ったら変な顔で見られるので気を付けてね!じゃあね~」
・・・・・・詳しくはWEBで、じゃなくて店頭で。
ここからは、タイトルに関係した話(今夜は3部制)
最近、どういう訳か(同業者様からも)私の仕事について完璧なんじゃないの?だとか、なんでも知ってるとか言われたり思われたりするのですが、全然そんな事ないです。
時には失敗もするし、凄く悩むし、知らない事も沢山あります。
ブログでもなるべく大風呂敷を広げないようにしているつもりです。(広げすぎたら回収が大変ですしね)
ただ、この仕事をやり始めてからずっと、失敗や、ぶちあたった問題は頭をさんざん悩ませて最終的に解決してきた。
予算やら自分の力不足で足らない時は取り敢えず現状維持で待ってもらう事もあるが、「出来ません、もう無理です」だけは言わない様に。知らないことは調べたり、実験したりでクリアしてきた。
ただそれだけの事。そこまでの才能も無いし遠回りしながらも、ってだけの事。
なにも初めから凄い人は居ないし、そういう人はそうしてきたのだと思う。
だから、やった事あることは知ってるし、答えを解ってる。逆にやったこと無い事は知らないのも然り。
最近では、私が2年ほど前に担当した車両の足回り(特殊系)に問題が出てお客様に迷惑をかけるという事もあった。
やった時は、考えられる全てを使い完璧にやったつもりだったが、発生した問題点を見るとまだまだ甘かったな、と痛感させられた。
幸い転倒などもなかったのだが、今一度、人の命をも預かる仕事だと再確認しました。(何かあってからでは遅い)
後で何かを言われるのが嫌で過大評価してくれんといて、とかそういう単純な話では無いのはこんな感じの説明で解ってもらえただろうか?
(こういう話を書くと「川村さん何か参った事でもあったのかな?」と深読みする人が一人二人といるけど、まったく無いです。参った事があったとしても感情で物を書くのが嫌いなのでリアルタイムな事は基本書きません)
最期に、記事のタイトル以外全く関係無しな動画で今夜はお別れです
少し前まで、スーパーとかで歌ってた19歳の少女

長い下積みを終え、一気にブレイクした96年。ユーロビートを歌わされ突っ走って、初めて自分の為の歌を作ってもらい、何万人の観客を前に、こみ上げる思いは何かを感じずにはいられない。

ダマシダマシ

ニューオーダーまで辿り着けなかった馬鹿D級アイアンですが、その後を気にしてもらってる方もいる様なので報告しておきます。

とりあえず、スローエアジェットがむき出しなのでここからゴミが入ったのかな?

てな事で、キャブを初めてちゃんとOHしてみた。
その後、あっさり始動。
治ったかと思い。別の日の開店前に堅田まで走って帰って来るが、「う~ん」何か違和感。

また別の日に気になっていたギア周りをバラしてみると・・・・ピニオンブッシュが焼けとるがなっ!
実を言うとこのバカアイアンはオイルが全然回って無いのです↓↓
ただ組み直すのもなんなので、ちょっと加工して・・・

オイルシールが入る様にしてみました。カワサキのW1とかこうなってますね。
これでちょっとでも油圧が逃げないかな?あんま効果無いかな?ちゅう感じです。
結果、やる前よりはちょっとマシになったけど、根本的に油圧が低いのでどーにもこーにもちゅう感じです。
このエンジンは私は組んでないので良く解りませんが、たぶん鉄ヘッドに対して柔らかい素材のバルブガイドが使われていて、エンジンが冷えた時にガイドが締まって抱きつきを起こしてたのかな?
パーキングで止めた後にかからなかったのはそのせいかと思う。

全然回っとらんがな・・・・・・
こんなにオイルが回ってないなんて、ダメ♡絶対!
この後、思いつく限りのダマシダマシな方法で若干改善させました。D級のDはダマシダマシのDという事を追加しておきます。
オイルポンプ、その他諸々治したい所が一杯ありますが、お客さんのバイクが優先なので、壊れるまで騙し騙し乗ってやります。
よってハイスロには自走で行きます。私のダマシダマシ・テクニックを駆使すればきっと逝けるでしょう。
交差点で無意味に吹かしてる私を見たら、「アイツだいぶ頭おかしいな~」と思って頂ければ大体あっています。
まぁ、最低な状態の物から見えてくる物もあるかと・・・

こっちは10年前に私の師が考案したハイボリュームポンプドライブギアを組んだナックル。組み立ては私がやりました。
完全にオイルが温まった状態ですが、ビュンビュン廻っております。ちなみにオイルは20w-50
を使用しております。
戻りはクランクケースの負圧でガンガン戻しております。

減るベアリングの怪

前回、「減るミッションオイルの怪」と言う記事を書いたのですが、その第2弾です。
~の怪はシリーズ化するかも知れないです。
一昔前はあまり出来るショップも少なかったのですが、ネットや雑誌で語られる様になって、クランクの芯出し1/100mm以内でやってバランス取りやって、測定工具は1/1000mmの物を使ってと、(なんかいかにもデキそうな感じですが・・・)細やかな仕事が出来るショップも増えて来ましたね。
でもね、そんな事ばかりに目がいっていて、大事な事を見落としては元も子もないという話をいたします。
全体の出来、バランスが大事なんですよね。結局。
マニアックですが、特にエンジンを組まれる方は要注目でございます。

写真はよく工具屋で見かけるマグネットパーツトレイです。
強力な磁石が付いてるので、工具や、細かい部品、ボルトなどを紛失し難く便利なので、バイク屋ではよく見かけると思います。
勘の良い方はもうお解りだと思いますが、こんな事をやったらどうなるかと言う実例を紹介します。

これは、トランスミッションのベアリングローラーです。
標準サイズで、直径[3.170mm]です。(コレより小さいサイズは存在しない)

これはある所でオーバーホールされて8000kmしか走っていない車両のローラーです。
あまりにガタがあったのでバラして計測すると、直径[3.090mm]で8/100mmも摩耗して小さくなっています。(つまり軸のガタは0.16mmも増える)
通常そんな早く減る訳はありません。
たいがいの人はベアリングの材質を疑ったりするでしょうが、違います。
ベアリングローラーが磁化してしまっているのです。

強力な磁石にさらされた鉄は磁気を帯びて磁石の様になってしまうので、ミッションのギアなどから出る鉄粉が吸着して、常にローラーを削っている状態になっていた為です。
上の写真はイメージが湧き易い様に砂鉄をまぶしてみました。
コレがエンジン内部で起きている事もあるのです。
「キャ~~~~~!!」と悲鳴を上げている人が居ない事を願うばかりです。恐ろしいですからね。
(こういった事は言われるまで気にもしないけど、言われてみれば当たり前な事なんよなぁ)
再利用する部品が磁気を帯びている場合でも何とか出来る装置なんてのを持っているのはウチくらいかなぁ・・・

この動画に出て来るベアリングが、急激に減ったベアリングです。
変な機械でブイーンとやればくっつかなくなるという地味な動画です。
今回の記事は、まぁまぁシークレットなので公表はどうしようかと思っていたんですが、誰かのお役に立てればと思いましてアップしました。
ホントにそれで大丈夫?って思う事が沢山あります。まだまだシークレットはいっぱいあるので、「まぁええっか」てな感じです。