この間の加工してたタンクは今月の頭に塗装に出し、後の外注に出す子達を仕上げにかかります
シート下の隙間が気になるぅ~
との事で
リブの当たる所などを叩いたりなんやったりして追い込みマス
更に追い込みフェンダーにピタッと合うように
リブフェンダーなんでこんな感じに
(隙間にはステーが入るシステムになっております)
リブに合わせてシートベースにもリブを作ってもいいんですが、私にそんな技術と道具は無いとか以前に、オーバーコストになるので其の辺は最低限でやるっつー感じです
ブレーキのシューも減っていたので張替えと行きたいところなんで固くない素材のプレートが溶接してあったりで、カムの当たり面が凹んでるので
ギャイーンと削り落とします
THIS IS A 二度手間
中古車やエンジンでもそうですが人の手が入ってるとイチイチやる事増えるのありがち~
お次はフロントフォーク周り
いわゆる74スプリンガーすね
指を指してる部分、ここが見えてないとバランスがうんたらかんたらとはオーナー談
ここ(リアレッグ)がこんな感じで見えてるのが理想だそうで
女子で言えば綾瀬はるかのアゴがもう8mmほど短くて、あとはあそこがどうのこうのという話でありまして
人によってはそのままでええやん
あるいは、それ解るぅ~ってな話であります
オーナー曰く、バネの巻数は僕のはどうのこうので・・
実際の所の私はと言うと、その場で「バネの巻き数に違いあるとか知らんかったすわ」とか言うたりして、内心「細かい事言う方だなぁ」とか思ってましたが・・・
昔のノートを見返していたら、メーカー毎のスプリングの巻数やバネ圧をデータ化してまとめていたってゆー(笑)
お前の方が細かいやん!!
自分でもビックリです
なんと、
自分でもビックリです!
なので、そのデータを元にスプリングをカットして、バネ厚が狙った感じになってるかチェーックの図
その後、オリジナルの特殊工具的なヤツでスプリンガーの修正作業をいたします
ps.前回、同様シビアな計測やデータ取りをしたりする事もありますが、私(ワタクシ)自身ハーレーなんてアバウトでOK牧場だという考えも持ってますし、アメリカンモーターサイクルってそういう所がカッコイイとも思っております
スロットルOFFの時のアップスイープのマフラーから「ポッポッ」と出る白煙すら格好よく見えるB級チョッパー
要はキャラクターにバチーっと合ってれば完全にカッコイイという事で
ほな、何故にシビアな計測をしたりするのかと言われれば、私の持ってる性格の一面という事でもありますが、ひとえにありとあらゆる要望に応える為の一つの方法とでも言いましょうか
ビチーっとした仕事を求められればビシっと答えて、ふにゃ~っとした要望にもふわっと答えれる
人それぞれ価値観ってヤツはびっくりするぐらいに違うくて、予算の面とかも含めフレキシブルに対応出来ればと
そういうのがプロってヤツなんかなぁ~
知らんけど
って言うのが根っこにあるからなのです
なので、ウチでやったバイクがなんでもかんでもバッチバチにはやってないです
でも満足度は高くなる様にやれておるはずです
知らんけど!
カテゴリー: 車体周り
ステアリングダンパー略してステダン
何度見てもカッコイイ~
XR750(制作はTASTEさん)
無事、車検を終え、千里浜のサンドフラットなんたらへ向けて急ぎで整備
フレーム.NOがアレだったので、職権打刻に変更してもらい
次回の車検から安心して受けれる様になりましたのでメモメモ
整備させてもらい出した頃から気になっていたステダンのマウント位置
ダートトラックで逆ハン切って走るバイクなので、ハンドルの切れ角が異常に大きい車種な為、ハンドルの切れ角を重視して結果ステダンが効かない状態で着いていたのを
50mm外側に着けれるようなアダプターをボルトオン脱着式で制作
フルスロットルやブレーキング時のフラつきが完全に無くなりました
3~4年前に書いた
http://authentic.moo.jp/main/archives/2013/03/27025800.html
の記事の最後の方にあるようにティンタイプの薄いプライマリーカバーにガスケット使うと絶対に歪んで漏れそうだから、ガスケット無しで組んでみたんですが、全然漏れてないのを確認して嬉しくなったり
まぁたまたま上手くいっただけでしょうが
ステダンのテストをしたりで
だいぶ完成度が上がってきて気持ちもアガってくるっちゅう話です
フレーム修正台の製作 part③ 修正作業編
完成した治具(ジグ)にフレームをセットして前後エンジンマウントの水平を出すんですが、その作業の前に台に対してレーザーのセンター出しというか位置決めをします。
一般的にレーザーを当てると垂直、水平が出てネックの垂直度が正確に計測出来ると思われがちですが、実はレーザーを設置する位置によって曲がったネックでも垂直が出てるように見えてしまう事があるのです。
他の修正方法である様にネックを横から見た時にも垂直にセットするのも一つの解決方ですが、その時のエンジンマウントの水平度が怪しくなる様な・・・
修正屋さんくらいしか意味が解らない事を言ってしまいましたが、色々な考えがあった上でこの方法を採っております。
んなこんなで結構な時間掛けて修正治具にフレームをセットすると、ネックが右に10mm程振っているのが確認出来ます
ズームイン!
グイグイっと修正の図(※事後のヤラセ画像です)
出来れば熱を入れたくないので常温で修正。
まぁハーレーのフレームはごっついので、火を入れてもそうそう大丈夫っちゃー大丈夫な気もするんですが、その辺はまだ確証が持てないので何も書けません。
(しっかりとした根拠も無いのに、駄目っぽいからという理由で簡単に否定するのも何か違う気がする)
立ち入り禁止テープが大げさに貼ってありますが、前記のとおりレーザーの設置位置が狂うと非常に困るので、動かない様にしておきます。
ちなみにアライメントを見る棒を押してるんじゃありません。
データ取りの為にフルアナログ測定器で測定・・・
※これも事後のヤラセ画像なので一部オカシイ点があります。
まぁ私にしか解らないんでイチイチ言わなくてもいいんですが、当ブログではチョイチョイやる手です。
わざわざ作業後にブログの為に写真撮り直す事が希にあるんです。
ビギナーズラックでしょうか?なんと1発で修正出来ました。
何日も掛けて製作し、何時間掛けてセットしたのに一瞬で終わってしまい、なぜかガクッと来たような喜ばしいような・・・
ここにスクリュージャッキをかましたり
ここも支えたりしたおかげか
修正台自体がガッチリしてるのか、修正後も治具に狂いは見られませんでした。
なぜエンジンマウントの水平基準にこだわるかを解りやすく言うと、チェーンやベルトの傾きがリアホイールの垂直度と変わってくるのがアレだからです。
判りにくいですが、これはリアアクスル(ホイールのシャフト穴)の歪み修正前の図
修正後・・・・・
途中の写真が無いので省略します。
と嘘ついてみたり・・・
というのも、まだちょっとやり方に確信が持てないので割愛させて頂きます。
ちなみに火は入れてないです。
リアホイールを取り付けて着地した時にフレームのどっちにシャフトが接触するか考えた上で測定。
こういうところもガタが多く、精度の悪いハーレーは、そこんとこを理解していないと国産車の様にはいかないので、ちゃんと出来る業者を探すのがムズイと思ったので自分でやります。
「水準器の気泡が真ん中じゃないやん」という細かい事を言う人に動画を貼っておきます
2年前に「クランクバランスに使ってる道具」として動画を撮ったんですが、自分で見直すと「オタクみたいで気持ち悪い」と思い使わなかった動画です。
ティッシュを剥がして1枚にした厚みで気泡が振り切れるという、とても気持ち悪い精度の水準器なので、「1目盛分くらいズレててもカナリの水平が出てます」と言う、わざわざ説明してる感が気持ち悪いですね。
※一瞬向こう側に気泡が振れますが、奥にあるフライホイールに乗っかってしまった為。と気持ち悪いくらい細かい説明。(イチイチ細かいツッコミ入れてくる気持ち悪い人への対応です)
んで、いつか機会があれば以前から居るこの”ネック真っ直ぐ付ける君”とドッキングして更にリア周りも治具作って、カスタムフレームを作れる治具にアップデート出来る様にその辺も考えた上で今回の治具は設計されております。
ぁっ、もうカスタム受け付けてないんだった・・・・・・ガックシ
テーパーローラーのスターハブについて
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主にナックルやパンのドラムブレーキを付ける際に必要な”スターハブ”
右側のカバーが星型なのでそう呼ばれています。
ノスタルジックな見た目もグーですが、構成部品が多くメンテナンスも手間がかかり、部品代もかかるので、高い店ではホイール1本のリビルドで数万以上かかる事もあるとかどうとか。
前後で・・・・・
こんな感じで、ベアリング一個一個計測したり、他にもチェック箇所、測定箇所が多くナカナカ大変です。
※勿論、完璧にリビルドしたらしっかり長持ちはするんですがね。
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そこで、こんな部品があります。
ショベル以降と同じ構造の、テーパーローラーベアリングが使える(ショベルと共通では無い)が社外で出ています。
これなら初めにしっかり調整さえしとけばメンテも楽で消耗品も安いので、(純正にこだわりの無い人なら)いいジャンって飛びつきがちなのですが、以前に少し書いたようにこの部品を組む時には少し注意が必要なんです。
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こちら純正スターハブのレプリカのアクスルシャフトです
これをテーパーローラーTypeのスターハブに組むとこんな事になります。
ドラムついた状態で何も考えずにシャフト放り込むと、案外気付かないもんです。
上がテーパーローラー専用のシャフト、下が純正レプリカ
純正タイプはリア用しか在庫が無かったので、長さや端の形状が違いますが、重要なのは真ん中のベアリングが当たる部分。
純正は一段細くなっております。
なんでこんな事を書くかというと、他所から入って来た車両で、間違った組み合わせで組まれている車両を時々見かけるからです。
国内のパーツ屋が数年前にこのテーパータイプのスターハブを扱い出したのですが、専用のシャフトが売っていなかった為だと思われます。
※最近、ユーザーさんに教えて貰ったのですが、近年は国内のパーツ屋も専用シャフトを取り扱ってるみたいです。→http://www.reverb-inc.jp/products/detail.php?product_id=1343
アクスル単体で欲しい方は海外から取り寄せますので言って下さい。2014年現在で4500円くらい(税別)
基本はクロームメッキですが、この様に半ツヤに加工したり、(+1000円税別)
梨地にしたり(+1000円税別)
黒染め風に加工したりも出来ます。(+1500円税別)
塗装じゃないのでペリペリと剥がれたりはしません。
メッキ剥がしてパーカライズはちょっとコストがかかります。
※2014年5月23日現在、海外の在庫見たら在庫無しだったのでしばらくは取り寄せれません↓↓
黒染め風が一本在庫ありです。
という訳で在庫が無いのでキットのを国内で買って下さい。
というと冷たい気がしてきたので、現在着いている純正タイプのを加工して使える様にする方法を伝授しましょうか。(旋盤要るんで完全に業者向けですが・・・)
まず左側のベアリングが当たるをスリーブ入る部分と同じ太さに削ります。
※そのままスリーブを入れると肉厚が取れないので
そこに大き目の直径(18mm以上)でスリーブを作ります。
材質はS55CとかSCMあたりがいいかと思います。
それをプレスで圧入します
旋盤で引いて右側ベアリングが入る部分と同じ直径にします。
我ながらいい感じです
ガタ無くピッタリです。
昔、(低電圧で)溶接肉盛りして研磨して作った事がありましたが、熱でシャフトが歪んでしまったので、この方法がベターかと思います。
予算が許せば熱処理しても良いかも知れませんが、高くつくと思います。
これは社外のテーパーローラータイプのスターハブですが、カバーのボルトをマイナスねじに変えて(ピッチ24の特殊系)やって、黒染め風に加工してあるので、そこそこいい感じです。
あー時間かかった~、今日も今から明け方まで頑張りま~す。
お車検の整備 (後編)
で、なんとか朝から車検に行って、ココからは後整備。
えっ!?今日は陸事でネタ無かったの?
私、15年車検に行っていて合羽着る雨はこの日で、4回目。
15年で4回ですよ、まぁまぁ凄いかと思うのですが、晴れ男(車検限定?)なんですかね?
う~ん、こんなんじゃないな。
あっ、車検後に京都に50ccの廃車に行った時、観光バスに乗ってたのが(30~40人)全員バスガイドでした。
(さすがに走って追いかけて写メ取る若さはありませんでした。)
はい、どーでもいいですね。
まずはポイントのギャップ調整&掃除
ちなみにギャップ調整すると少し点火時期が変化します。
結構キテます・・・
洗浄して、バリ取りしときましたが、いずれ交換したいですね~
フロートにゴミは無く綺麗でした。
こういった事を車両ごとに記憶しておくと、後のトラブルシューティング時に役立つんですよね。
(一人でやってるとバイク一台一台と向き合えるので把握出来るんですが、もうそろそろ限界なのかなぁ・・)
まぁ、記憶力も限界があるので過去の作業内容を確認して、何を変えたか見ながら進めます。
アナログですが、何kmで何を換えたとか一目瞭然です。
サークリップ一本でも細かく記載してあります。
修理屋なら当たり前ですが。
次に入った時に診た方がいい所がこの様にメモってあります。
旧型(ベアリングスリーブ無し)のSUキャブは真ん中の筒の内側にWD-40(CRC)を入れておきます。
ピストン上昇時のみオイルダンパーが効きます。
プッシュロッド周りもチェック&調整
エアフィルターもなんか良く解らん感じ、かつボロボロだったので交換です。
SUの専用品はボロボロになるのが早いので、私は別のを少し加工して使っています。
ミッションオイルも交換ですね。
オイルを入れる際は何度かに分けて、規定量まで入れてくださいね。1回で入れるとエライ事になるカモよ。
詳しくは「減るミッションオイルの怪」で勉強してね。
このタイプのキッカーカバーは注入口下までです。(キッカーカバーによって違う)
プラグのコンディションは濃い目ですが良好。(距離数に対してのオイルの付着)
(ちなみに当店ではこの車両のエンジンOHしてません)
フロント周りは過去に当店でセットアップ済み。
いい感じだったので、軽く掃除してOKです。
ドライバーで指してる、ブレーキカム。
ダブルカムである事より、ツーリーディングであるという事が重要。
この意味が解らないと、きっちりしたドラムブレーキの整備(加工)は出来ないかと思います。
※いくら効くようになったからって、ハーレーの古いドラムブレーキはフロントを多様しない方がいいですよ。
リアと(程々の)エンブレでしっかり減速して、後半で補助的に使う設計になっておりますので。
各部グリスアップ。
ちゃんとジャッキアップして抜重状態(加重の掛かっていない状態)でやりましょう。
ワンランク上のってやつですかね?
この車両はテーパーローラーベアリングのスターハブですが、この商品は通常のスターハブのアップデート版と見せかけといて非常に大きな欠点があるので、今度書きます。
(この車両は対策済み)
2年に1回の車検。
自分で行くのも一つの方法なので否定しません。
2年に1回検査のラインを通す事が車検ではなく、2年に1度くらいはちゃんとしっかり整備しましょう。って事だと思います。
(できればウチみたいな弱小ショップじゃなくて、立派な認証工場完備の一級自動車整備士とかいる所でやって貰いましょう(笑))
それさえしておけば基本的に2年間安心して乗れる。
そういうモンかと。
2年前に整備して以来、急激に伸びた走行距離がすべてを物語っているかと・・・・
ps.今回はちょっと一部上から目線な感じも有りましたが。
ホントまだまだです。私。
知らない事、日々発見がいっぱい。
勉強、研究あるのみ。
こんな感じの車検などの割と短期な仕事が現在18台入庫待ち(前より増えとるやんけ!)・・・・・・・・・・・・
現在預かり中の20台強。中期、長期の待ちを入れると・・・・・・・・・頑張りマス。です-