- 2012-04-02 (月)
- kawamura-teki-古き日本を愛でる会
はい、また始まりました。古き日本を愛でる会。
もうちょっと自分の住んでる国を好きになろうよ、ってな想いを込め(これからの厳しい時代に大事な事だと思う)
聖徳太子からはじまり、第二回は田中久重。そして今回は現代に生きる(古き良き)職人編といこうかと思っていたのですが、変更です。
卒業、入学シーズン真っただ中だし、今年はオリンピックもある事だし、このテーマ行ってみよう。
国歌
えっ、重い?
「じゃあ、"君が代"の歌詞の意味を詳しく言える人~手を挙げて~」
と言って何人が手を挙げるでしょうか?
私自信、小学生か中学生の時にカナリ偏った意味を教えられたので、今回は自分の住んでる国の歌についてお話します。
卒業式や表彰式で歌わなかっただのと論議されていますが、正しい知識をもってすれば好きになれると信じております。
かくいう私も昔は「君が代って地味やな~」とか「アメリカ国歌をゴズぺル歌手が歌ってんのカッコエエなぁ~」とか思ってました。
始めに、"君が代"の源流になっているのは今から千年以上前の平安時代"古今和歌集"に載せられてた和歌です。
「君が代は 千代に八千代 さざれ石の 巌(いわお)となりて 苔のむすまで」
という歌詞ですが、この和歌が詠まれた平安時代では、まず「君」は王とかですね。(学校では「天皇崇拝の歌だから君は天皇だ」と教えられましたが、まずこの歌は、<題しらず><読み人知らず>ともなっている事や、その後に続く"歌"に出て来る地名などから九州王朝で作られたと言う説が有力だと思っています。)
「千代に八千代に」簡単に言うと"永遠に"って事です。
「さざれ石」は上の写真の様に、小さな石が沢山集まってやがて大きな石になった物。それが「巌(いわお)となりて」大きな頑丈な岩になるまで
「苔のむすまで」さらに苔がびっしり生えるまで
江戸時代に入ると、神社や寺の祝い事の時に歌われ、その後も結婚式などで歌われるようになった。(※それまでは和歌として詠まれ、明治時代に曲が付いて現代の君が代になった。)
だから、歌詞をそれにわかりやすく当てはめると。
「あなたの(尊敬する人や祝われる人)すばらしい人生が 末永く続きますように ずっと、ずっと願います」
といった風になる
だから卒業式なら、ずっと自分を見守り、叱り、育ててくれた先生を想い、歌えばいい。
表彰式なら、指導してくれた監督やコーチ、支え合ったチームメイトを想い、歌えばいい。
つまり尊敬と感謝の歌なんですね。
平安時代なら平安時代の王朝、江戸時代なら江戸時代のならわしに合わせて、そして現代なら現代の解釈で、尊敬と感謝を表せばいい。と私は思っております。
最後まで読んでくれた方に、もし子供や孫が居られるなら伝えていってもらえたらなぁ。と思います。
ps、 それでも「軍国主義の歌だ!」とかなんだとか言う人が居るなら(だいぶGHQの愚民化政策にヤラれてると思いますが・・・)他国の国歌を参考に下に載せておきます
<アメリカ国歌>
見よや 朝の薄明かりに
たそがれゆく 美空に浮かぶ
われらが旗 星条旗を
弾丸降る 戦いの庭に
頭上を高く ひるがえる
堂々たる星条旗よ
おお われらが旗のあるところ
自由と勇気共にあり
「う~ん(南北)戦争を思わす歌詞ですね~」
<中華人民共和国 国歌>
立て、奴隷となるな
血と肉もて築かむ
よき国 われらが危機せまりぬ
今こそ 戦うときは来ぬ
立て立て 心合わせ敵にあたらん
進め進め 進めよや
「完全にバイオレンスです、卒業式では歌えまへんなぁ」
<フランス国歌>
祖国の子どもたちよ、栄光の日がやってきた!
我らに向かって、暴君の血塗られた軍旗がかかげられた
血塗られた軍旗がかかげられた
どう猛な兵士たちが、野原でうごめいているのが聞こえるか?
子どもや妻たちの首をかっ切るために、
やつらは我々の元へやってきているのだ!
武器をとれ、市民たちよ
自らの軍を組織せよ
前進しよう、前進しよう!
我らの田畑に、汚れた血を飲み込ませてやるために!
「おしゃれなイメージのフランスだが、オリンピックでも微妙や・・・・・・」
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