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EARLY SHOVEL RIGID 2011,5 Archive

EARLY SHOVEL RIGID 2011,5 MOVIE

この間ちょっと預かったついでに動画を撮りました

ガイジンはGenerator Shovelhead(ジェネレーター・ショベルヘッド)と呼びますが、日本ではアーリーショベルでいいと思います。

ちなみに、再生してから現れるYouTubeの画面の下の花びら(ポンデリング)みたいなのをクリックすると720HD高画質で見れます。
んで、右下の全画面をクリックすると良く見れると思います。
(この間のダイアルゲージの動画とかも然り)

ちょっと前にキャリアを作りました



付けるとこんな感じ。
簡単に脱着出来る様になってます。



ライドコントロール(ヘッドライトの両脇下のヤツ)も付けました。スプリンガーのダンパー的なヤツです。

「お客様、良くお似合いですよ」な感じです。
始めから付けとけば良かった的な部品です。

エエ感じにヤレてきましたね。末永く愛でてあげて下さい。

EARLY SHOVEL RIGID 2011,5 part⑪

ueno-13.jpg
ライトのレンズは黄色かった物をアンバーに塗り直しています。
道路を照らす色は白っぽくなる様に少し工夫してあります。
マフラーの塗装はオリジナルで調色してあります。

全体としてはやり過ぎてないけど、抑えるとこはガツっとやってある感じでカッコイイのが出来たと思います。
ueno-12.jpg
Bキャブの飛び出しと、マフラーの飛び出しがシンクロしています。

軽い車体に、リビルドしたモーターに、Bキャブで気持ちいい加速で走りも楽しいです。

この後、クロスミッションを入れたりして完全にいい感じになりました。

パーツ撮りした写真が見当たらないので、ここは他力本願で行きます。
5月の納車直後に九州まで走りに行く様な、ガンガン走るタイプなのでもう既に大分ヤレて来ています。

大神戸さん

これにて完。

また今度、動画でも撮っときます。

EARLY SHOVEL RIGID 2011,5 part⑩

ueno-11.jpg
①出来ました。完成です。

タンクには屋号が入っております。

手書きで何度も紙に書いた物を、BACK AND FORTH Studioさんにドロウ(使い方合ってる?)していただきました。

②ほぼ前から見た感じ。

APPLETON ELECTORIC COMPANY のフォグで怪しさ2割増しになっておりカッコイイです。な、前ビュー。

この角度なら、エグゾーストパイプが内から外にいい感じのアールで出ているのがよく判ると思います。

短めでお願いします。とのリクエストをこなし、ありそうでない感じで、ホットでロッドな感じになりました。

ファニーカーなどの、V8のドラッグレーサーのエグゾーストが天を向いているのは排気圧でリアタイヤのトラクションを稼ぐためで、意味があってカッコいいですが、このエグゾーストにはそんな意味は全然ありませんがカッコイイのが出来たと思います。

リアルより、リアリティーってやつです。

③まだ少し、小出し感がある左斜め後ろビュー。

リアスタンドも50mmほどナロード(幅詰め)しているのは多分、誰も気付いて居ないでしょう。

だって意外とマッチングしてますからね。

テールランプは30'sのアメ車のカウルライトか何か。固着が酷くて加工、分解時に一個パーになったのはここだけの話です。
この時ばかりは、"2個買っときなよの神"(そんなん居るんか!?)が見方をしてくれたのは奇跡としか言いようがありません。

④何となく上っぽい位置から撮ってみたかったから、のビュー。

程よくコンパクトなのが良く解ります。

デカイ写真もいっちょ付けときます。
ueno-14.jpg
オイルタンク下のトレーだけ白いのも、意味解らんくてどーでもえー感じで私は結構好きっちゅー感じです。

EARLY SHOVEL RIGID 2011,5 part⑨

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①アウトラインが見えてきました。

完成見た人も、「作りかけはこんな感じなんや~。」くらいに見て下さい。

シートベースもシートメタル(真っ平らな板の状態)から、叩き出して制作しました。何度もあてがってお尻の骨が当たらない様に、全体にフィットする様に作りました。

タンクもリサイジングして、いいラインが出てると思います。

②ブレーキレバーもこのハンドルとグリップの長さ的に、そのままじゃ大き過ぎるので短く、細く作り極力曲線が出る様に角を落としました。

完全にセクシーです。所どころセクシーパーツを使います。

武骨で男らしいが、時折セクシーさが垣間見える・・・・完全にモテモテです。

③タンクをペイントしてみました。今回は微妙なさじ加減が説明しにくいので、私が塗りました。(パテだけやってもらってスミマセン)

次の日、オーナーに見てもらうが見事に玉砕↓↓

オーナー監修の元、あーでもない、こーでもないと言いながら何度も色合わせをして何とか塗り上がりました。(完成写真は次回)
いつも出してる塗装屋の気持ちがよ~く解って、また一つ大人の階段を登れました。


てか最初から、オーナー監修の元でやれば良かった・・・

④シートも出来あがってきました。サイドのウォールの幅やステッチの太さ等々、細かい指示をキッチリ仕上げて想像以上の物が出来て大変満足しました。

今回のシートを作ってくれたのは、BACK DROPさんです。

次回はついに完成編です。お楽しみに!

EARLY SHOVEL RIGID 2011,5 part⑧

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①素朴な写真ばかりですが、小さな事からコツコツと。ってな訳で本日もレッツスターとぅ~・・・ぁふっっ。

なんか恒例行事になってきた、オイルフィルターマウントのワンオフ製作。

だって目立たせたくないし、整備性も必要だし、そんなの売って無いんだも~ん。

と訳の解らんテンションで製作しました。

またウソ付きました。この辺の部品を作ってもあまりテンション上がりません。でも大事な部品だからね。

②これはジョッキーシフトの部品。

ベース部分も留めるボルト?部分も、もちろんワンオフの「もちオフ」でございます。

「それって、もちオフだよね?」的な使い方でお願いします。

H断面♥がカッコイイ、コヤツを更にもうチョイ加工してあんな感じにてみます。後ほど。

③左の④の写真と似ていますが太っいオイルパイプではございません。

A「コヤツはこの前製作したエキゾーストではないですか!?なんでこんな所にいるんですか!?」

B「それはビミョーに長さが気になって、しゃー無くて夜も眠れないとか言いながら、なんやかんや寝てしまって、次の日も気になってしゃー無くなったので、3cm弱マスキングテープ張ってある所を伸ばすのさ」

A「夜も眠れないって言うけど、なんやかんや寝てしまいますよね~」

B「だよね~」


なんじゃいこの会話!みたいな事になっていますが、気にいらない部品がずっと気がかりになるくらいならやってしまいなよ!って事です。

④オイルラインです。

車両の雰囲気的にこの様に処理しました。

S君へ。この様に銅管をあーして、こーすればこの様になります。


地味な写真でしたが、次回は全体像が出来てきそうな予感です。

EARLY SHOVEL RIGID 2011,5 part⑦

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①遠近法を上手く使って、大きさが違う様に見えているの図。

ではなくて、上が純正の長さのリア・ブレーキマスターを押すロッドで、下のはその長いバージョンを作りました。

強度も十分に考慮した材料を使い、製作しました。

②エンジン、ミッションが乗っていないと解りやすいです。

ロッドがミッションマウントボルトやドレンボルトに当たらない様にかつ、リンクやマスターが目立たない様にかつ、ブレーキのタッチも良くなる様にするのはかなり大変ですが、サラッと納めます。
(説明はしつこい目)

「簡単に作る事を1番に考えるな、シンプルに機能的に見せる為に力を使え」とオールドスクール中学校の先生が言っていた事を頑なに信じてやるしかありません。

写真無しですが、この時点でアライメントを見ながら、前回作ったブレーキアームのマウントが回らない様にストッパーのステーを目立たない様にサラッと作りました。
(説明はしつこい目)

③ライトステーも出来あがると見えなくなるので、この製作記録の時だけは日の目を見せてあげましょう。

74スプリンガーの雰囲気に完全に溶け込んでおります。

もし、走行中にライトがもげて飛んでいってもこのステーなら恥ずかしい思いはしなくて済むでしょう。


「おい!見てみろよあのバイク、ライト付いてないぜ。近くに行ってみてみようぜ!」


「こ、これは・・・雰囲気だ」
                                            


ってアカンか!?

④スタンダードでシンプルなバイクが好きですが、ハンドル周りとかチョイチョイした部品にスパイスを入れてしまいがちな私です。

今回もいい感じなのが出来ました。

アメリカ人にHAMMERかスプリント用だとウソこかれて買った、だいぶ昔にチョップされたであろう純正分割ライザーを、大胆にもトップティーに直バヤシ(じかばやし)さんにしちゃいました。

遠い将来ビンテージパーツマニアからは、「正体不明のカルトパーツ」などと言われるのでしょうか?

でもそんな感じのパーツを作るのがとても、とても好きなんです。

EARLY SHOVEL RIGID 2011,5 part⑥

ueno-7.jpg
①真っ直ぐな肉厚の丸パイプを曲げて、板金して断面を楕円に加工しました。

これは何になるかっつーと、リアブレーキのアームの部分になります。
純正ッぽく仕上げる為にこの様にしました。

②フレームにとめるマウントを作ります。

ネジの切ったカラーをキチキチで作り厚入!の図。

その後溶接。

③ブレーキアームの支点になる部分のメス側を作ります。

今回はマフラーをギリギリまで追い込んだので、スペースの都合上ブッシュ幅はこんなもんです。

ブッシュの受け(黒っぽい円筒の方)をマウント側に開けた穴に入れて、溶接して、ブッシュを厚入して、リーマーとホーンでピチピチに仕上げます。

④ブレーキペダルは付いていませんが、大体こんな感じになります。

このステップマウント位置なら、リア・マスターシリンダーはミッションの上あたりに持ってきたりすれば、作る側としては楽なんですが、極力シンプルにまとめたいし、ブレーキのレバー比も考えなきゃいけないし、マフラーこんなとこにあるし、どーしよーな感じで次回に続く。

EARLY SHOVEL RIGID 2011,5 part⑤

ueno-5.jpg
①お次はこのバイクでモースト・オブ・頑張った・パーツでもあるフットぺグマウントの製作にかかります。

フラットバーをマウントベースに使うのですが、やりたい感じの見た目に強度を持たすために、両端に芯を作ります。
写真は無いですが、フラットバーを旋盤で回せるように、ちょっとした治具を作り加工しました。

それにはめ込む部分も2ピースで作ります。

②そのパーツをマウントベースにプレスで厚入して、さらにペグを差し込む部分も厚入して、点付けしたの図。

マウントベースは味気ないので、真中に凹みを削って作り、フルッボッコ加工してご覧の通りになりました。

③左側も作ります。

こういった部分をガバガバで作るのが嫌いな私はプレスで厚入しなきゃ入らないクリアランスで、溶接しなくてもシッカリなる様に作るよう心がけております。

この穴の部分を溶接していきます。

④全て溶接して、スムージングして、ボコボコ加工して、ブラスト当てて仮組みしてみましたの図。

苦労して作ったマウントベースが、純正のペグマウントと違和感なく調和していると思います。

ueno-6.jpg
平板と丸棒を加工して、マウントベースだけで7個の部品を作り製作しましたが、一体モンの鋳造製に見えます。

これを元に量産するなら解りますが、たった一台のバイクの為に作られた非常に贅沢なパーツで、完全にカッコよろしいかと思います。

部品だけが浮く事もなく車両の雰囲気に溶け込み過ぎて、苦労の跡も溶け込み過ぎて気付いてもらえそうにありませんが、「こんな部品あったんや!かっこええなぁ」とでも思って貰えれば十分でございます。

EARLY SHOVEL RIGID 2011,5 part④

ueno-4.jpg
①気になって、タンクの後ろ部分を20mm近く詰めてみたのですが・・・・・

どうも絞りが効きすぎてカスタムパーツみたい(アカンのかいっ!)なので10mmほどやっぱり継ぎ足したの図。

トンネル部分は今回はパイプ半切りで行きました。
フレームの形状、容量の確保などを考え後ろの方を「キュ」っとなる様に加工してあります。どーでもいいですが。

②フェンダーマウントは、フェンダーの造形とリアスタンドの造形になじむようにシンプルに製作。

フェンダー自体の剛性が低めなので、強度を持たす為に2ボルトでマウント。もちろん裏には補強のプレートが入っています。

こういうステーの製作がそこまで大変に感じなくなってきた自分が怖い・・・

③下のステーもこんな感じで製作。

丸く開いてる部分は今から溶接してくっつけます。スムージングして完了。

④まぁほとんど見てもらえないフェンダー下部のマウントもこんな感じに。ここまでやってL字のステーとかじゃ自分にウソをついてしまった様な気がして、夜も眠れなくなりそうなのでひと手間加えます。

まあ半分はウソですが。

EARLY SHOVEL RIGID 2011,5 part③

ueno-3.jpg
①お次はバイクの顔とも言われている、ハンドルの製作にかかります。

タンクも顔と言われます。ヘッドライトがバイクの顔とも言います。いったい何個顔あんねん!と言いたくなりますが、とにかくハンドルを作ります。

立ち上がりの部分をこの様にして付けて、その上の曲がりの部分を考えるの図。

②オーナーに来て貰い入念な打ち合わせの上、40mmほどの長さのインロウ(継ぎ目の中に入れる芯)を入れて本溶接します。

強度バッチリです。

アウトラインが結構見えてきました。ここまで来ると間違いないのが出来そうでワクワクしますね。

市販のドラッグパイプをあてがって見るが、う~ん・・・な感じなので作っちゃいます。

③マフラーは短いのでお願いします。との依頼を受け、考える。

この感じなら考えに考えてショートのグースパイプにしておくか。と、なりそうな所ですが、そこはオーセンティック・スパイスの効いた感じを出したいので、ありそで無いよなウィッシュボーンの様に「ういっ」と上がった感じにしました。

④タンクはピーナッツで行くのですが、横から見た時はいいんだけど、後ろから見たときにどーもデカイ。というか、もっちゃりしてる。

かといって、全体にナローにするのもなんか違う。

なので、黄色の線の部分をカットして、後ろの部分のみ幅詰めすることにします。

EARLY SHOVEL RIGID 2011,5 part②

ueno-2.jpg
①採寸、イメージをふくらます為、とかもあるけど、嬉しがってエンジン乗せてみるの図。

いろいろと妄想が膨らみます。これだけでもカッコええなぁ、とまたしても親バカ心が出てしまいます。

②フロントを16インチ→18インチにしてみる。

スプリンガーの黒を一旦剥がして地金にして、パーカライズ処理してみました。

タンクはこんな感じでいきます。

妄想タイムなのに、この時点でエンジンが降りてるのは、なぜなんだか私には記憶にございません。

リアフェンダーはこの様に一周ぐるっとしたヤツを・・・・

③チョイチョイ聞かれるので解り易く説明してあげちゃいますのコーナー。

これは、34'FORDのスペアタイヤカバーです。

映画アンタッチャブルに出てきそうな車の後ろに、この状態でひっついていると言えば解りますでしょうか?

④リアのリムは「黄ばんだ白で」との要望通り塗りました。

ウチではオーナーの意見を聞いて、話し合いをして、「あとの細かい所は任せます」と言われて決める。というパターンが多いです。

サジ加減が説明しにくいので、塗装屋に行って自分で塗りました。

EARLY SHOVEL RIGID 2011,5 part①

ueno-1.jpg
2011 NEW ORDER CHOPPER SHOW お疲れさまでした。

出店したもう一台のアーリーショベルの製作記を、続けていっちゃいます。

実はこっちの方が先に出来ていてGW前に渡しています。ヤレ感が違ったのはその為かも知れません。

①アーリーショベルのエンジン。

1966-69に生産されたエンジン。ちなみにオイルポンプは67年までと68年からで大きく変わります。

②ミッションはパンのミッションがあったのでスワップしました。

ケースはパンですが、シャフトがショベル用の長い物が入っていたので交換です。

ここで普通はアーリー用のメインシャフトに換えるのですが、更に短いパン用を使う事にしました。

③クランク周りを中心にリビルド。

写真の反対側ですが、スプロケットシャフトをパン用に換えました。

なんでEG,T/Mの両シャフトをわざわざパン用にしたかと言うと、セルが付いたアーリー(パン最終)からインナープライマリーがごっついアルミに変ったので、シャフトが長くなり、オープンにした時にミッション側にベアリングサポートが入ります。

今回はミッションケースをパン用で行くので、両シャフトを短くすると一次ベルトドライブがより内側に入って、ナローな見た目なアイツになるからです。

④んでオイルポンプを軽量化・・・・ではなく、丸秘な加工。

ちょっと見せちゃってますがね。


とまあ、のっけからカスタムにはほとんど「関係ないね2011」柴田恭平、な感じですが、カスタム中心なので機関編はこんだけにして、次回からはカスタム編で行ってみようと思います。

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