- 2008-08-01 (金)
- 技術系 VIDEOS
1948年式までのビッグツインに純正採用されていた74スプリンガーですが、今では様々なリプレイスメント(レプリカ)の74スプリンガーが新品で流通してます。
しかし残念ながらその多くが精度が悪く、全体が歪んでいたりスプリングの質が悪かったりで、そのまま組んでもほとんど動かない物も多くあります。
当店では、一度すべてバラバラに分解し、各部修正をかけ、フォーク下部のロッカーの軸を旋盤できっちり寸法出しをして、グリスアップしてから車体に組みつけます。
この動画のバイクはロッカー部分のブッシュを耐荷重性の強い樹脂系の材料で作り直してあるので、さらに動きもスムーズで、本来なら定期的にこまめにしなければならないグリスアップもほとんど必要ありません。
元の鉄のブッシュの場合グリスアップを怠るとロッカー部分がカジり、リジットフォーク状態になるので大変危険です。
今回は相当地味な動画ですが、74スプリンガーユーザーならこの意味が判って貰えると思います。
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