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スパークプラグのメンテ<前編>

メンテナンスの基本中の基本。スパークプラグについて触れておりませんでした。

当たり前過ぎて忘れていましたが、チョイチョイしたコツなどがあるので参考にして下さい。


交換の目安は5000KMくらいとか言われていますが、旧車は特にエンジンや、キャブ&点火のセッティング次第で大きく変わります。

私の考えですが、ちゃんとしたエンジンでキャブなどのセッティングがちゃんと出てれば10000KM以上は換えなくてもフツーに走ったりします。
上の写真の様な状態でも調子良く走っている車両のエンジンは調子が良いと見る、一つの判断基準になります。

プラグはカブら無いのが前提ですが、汚れたプラグを掃除する方法からいってみましょう。

プラグが汚れたらワイヤーブラシでゴシゴシする。なんてのは実は大間違い。
プラグメーカーも禁止事項に入れております。

確かに汚れは落ちるのですが、電極以外の部分に傷が入ったりして、ミスファイヤー(失火)の原因になったりして、寿命が大幅に落ちます。
「プラグ磨いたのに調子が出ない」と勘違いして、キャブをいじくったり、点火をいじくったりしていては原因追究がカオス状態になるので要注意です。

出先などの緊急時での使用なら仕方ありませんが、同じ金属でも真鋳ブラシを使いましょう。

じゃあ、どうして掃除するのか。

店では、サンドブラスト(空気と砂的なヤツを吹き付けて掃除する道具)でササっと綺麗にいたします。

たいがいのプラグは新品の様になります。

作業後は、砂がエンジンに入ると大変なので、かなりしつこい目にパーツクリーナー&強力エアブローで落とします。


強いエア圧でガンガンやればどんなプラグも一瞬でキレイになりますが、同時に電極の角が丸まったりしちゃうので、当店ではレギュレターを改造して付けて最小限のエア圧でやさしくキレイキレイします。

プラグ1本250円でやります。自分でやる人はコーヒー1本とかで貸してあげます。


そんなモン持ってねーよ!てな人がほとんどでしょうし、身の回りにある物を中心に自分でやる方法を説明します。

ペットボトルのフタにキャブレタークリーナー(泡タイプなら何でもいい)を満タンにして、プラグをしばらく(時間があれば一晩放置)漬けておきます。


ほんでまた「お父さん、まだ捨ててへんかったん?」と言われる様な、要するに中古の歯ブラシでゴシゴシします。


電極の間は、キャブクリを吹き付けながら硬めのウエスでゴシゴシします。


最後にパーツクリーナーでシューします。

この作業を2本まとめてやれば、2日かからなくて済みますよ♥4本以上まとめてやればもう業者の領域です。

んな事言いながらもキレイになりました。

~後編へ続く~

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