- 2012-06-27 (水)
- メンテナンス
「さあて、プラグもキレイになった事だし着けますかぁ」
と、その前に。"プラグあるある"でも行きますか?
あるある、その① <プラグをポロっと落としちゃう>
プラグは落とすと、電極側が重いのでギャップが狭くなる(無くなる)事が多いですね。
そのまま着けて走ると、かかったとしても、キャブが「パスパス」ゆーてスカスカな感じになります。
そういった場合は専用の工具でギャップを元通りに直してあげましょう。
この様にしてギャップを広げます。
ちなみにシクネスゲージは角が立っているのでオススメ出来ません。
これは必ず持ってたい工具ですね。こちらなどで買えます。150円ですって。
あるあるその② <「そんな工具持って無いし手持ちの工具でやりたいねん。今すぐやりたいねん」という焦り>
ギャップを広げるのは必ず専用工具でやって欲しいのですが、どーしても無い場合は100歩譲ってこの部分をプライヤーで持ち上げるのがベターかと・・・・
あくまでも応急
広げ過ぎたらプラハンか、ドライパーの柄などで軽くコンコンして下さい。
余計な所に傷が付いて・・・・
解り難いですが、中心電極からズレた所で火花が飛んでおります↓↓
これは最悪です
<前編>のワイヤーブラシの使用でもこういう事が起こりうるのです。
あるあるその③ <出先などで、「プラグギャップってどんなモンやっけ?」って気になって仕方がない>
「くっそー、こんな時に限ってギャップゲージ持てないぜ、0.8mmってどんなもんやねん」と1人、焦りの色を隠せない。
そんな時、どこからともなくダンディーな声が聞こえてまいります。
「アンタ、持ってるじゃないか。だってアンタ・・バイク乗りだろぅ?」
そう、免許証です。車の運転と同時に、プラグのギャップを測るライセンスでもあるのです。
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まぁ、ちょうど0.8mmなのでだいたいのはこれが基準になるでしょう。
※各車種などの適合やギャップはココでは書きません。「ハーレー プラグ 適合」とか「ハーレー プラグギャップ mm」とかで検索してね。
あっそうそう、EVOなどの高年式車は特にプラグの周りに小石などのゴミがあるので外す前は要注意です。
エンジンを大切に。
もちろん締めすぎは禁物ですが、締めつけが甘い物をチョイチョイ見ます。
写真左の新品のプラグはワッシャーが分厚いのが解かるでしょうか?対して右の中古は潰れて薄くなっています。
大体NGKので手で締めた所からワッシャーが潰れるまで約180度くらい回ります。
(チャンピオンは90度くらい)
ちなみに私は1.5kg-mのトルクで締めます。
当然二度目からは手で締めた所から「クッ」と締めるだけです。
再び180度回して舐めない様に注意してね♥
組み付ける時は、ネジ山にはスレッドコンパウンド(1800度までいけるグリス的なやつ)を塗っておくのがベストですね。
プラグ2本でクリクリして、あまり先端に着けないのがコツっちゃーコツ。
NGKのプラグの多くはネジ山にキャップが被っております。
これがまた良く緩むんですよね。
そんな時は4mmのスプリングワッシャー(ばね座金)を入れておけば、まず緩みません。
食いつきの良さから、新品のステンレス製がオススメです。
まぁ、緩んでいて悪い事はあっても、良い事はないので入れておきましょう。
※通電が悪くなるので間違ってもロックタイトなどは塗らないでね♥
とまぁ、プラグだけでもまだまだ書く事があるのですが、なるべく素人メンテナンス目線で、かつあまり知られてない事を織り交ぜて書いたつもりです。
かくいう私はあんまりプラグに対する細かいコダワリはありません。
誰の為にやってるのか解りませんが、今回もナカナカ書くの疲れたばい。
ブログも書いた事だし、もうひと仕事すっかぁ。
あと、これは一般的な話ですが、トランジスタ点火のバイクにはR(抵抗)プラグ。例)BPR5ES、RN12YCなどを使いましょう。(ノイズを抑える為)
ポイント車などには抵抗無しでOKです。例)BP5ES、N12YCなど。
適合年式を見ても、後から変更(改造)されていたら関係無いですからね。
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