- 2013-12-15 (日)
- 都市伝説
今回から始まります、都市伝説シリーズ
世間でダメだダメだと言われる物を私目線で検証していくという物です。
ダメと言われている物の真の原因は何なのか?それは只の都市伝説かも知れません・・・
今回はショベルの後期型ヘッド(1980年以降の)に使われるインマニ(インテークマニホールド)の平型のシールについて検証します。
ここの部品が頻繁に破れる人居ませんか~?二次エアーしょっちゅう吸ってますみたいな。
この車両も交換してから間もないそうですが、もうこんなになってます。
この赤のはあまりアレだと思うのですが、果たして材質だけの問題なのでしょうか?(勿論、安物はガソリンに弱いので駄目ですが)
今回は、特に最悪な組み合わせの"後期ヘッドにSUキャブ"のパターンを中心に検証していきます。
まず、初級なのですが、このようにSUキャブKITに付いてくるステーは穴の位置がオカシイのが多いで、穴に合わせて普通に組むとキャブが歪んで付きます。
まぁ、それ以前にこのステー自体がオカシイのですが、それは後ほど述べます。
その前に、後期のヘッドのマニホールドと前期のヘッドのマニホールドでは何が違うのか?という基本的な事を述べます。
前期のマニ(ヘッド)は取り付け部分が段になっていて、その合わせ面の溝にOリングが入る様になっています。
前期のタイプは、クランプ(金属)でマニ(金属)とヘッド(金属)を固定して、隙間にOリングが入ってシールするという考え方。
なので、バンドを締め込むとマニホールドはガッチリ固定されます。
※撮影用にこのタイプのクランプを使っておりますが、普段はまず使いません。しかし、どーしても見た目的にこのタイプを使いたい場合は、使えない事は無い仕様にする対策も持ってます。私。
対して、後期型のタイプはマニ(金属)とヘッド(金属)の上にバンド(ゴム)を被せて、その上からクランプで止める方法を採っている。
つまりマニとヘッドはラバーマウント状態になっているのです。
何故わざわざこうしたかの理由は、一番に整備性の向上かと思われます。(全て純正の組み合わせなら結構、耐久性も有るしね)
次は最悪の組み合わせ呼ばわりされたSUキャブについて考えます。
まず、純正のケイヒンキャブの重量を測定。スタッドボルト、アイドルスクリュー付きで約770g
倍近い重量です。もう解って来ましたね?
SUのは長いですね~
軽い上に短い。逆にSUは重いクセにマニが長い。
という事はラバーマウント状態になってる後期のバンドにはカナリの負担がかかっているのがお解り頂けるでしょうか?
そして純正はキャブの固定をこのロッカーカバー下部の出っ張りに前後2箇所でガッチリ固定しているので、いいんですが、SUは最初に見せたとおりペラペラのステー1個がキットに入っているだけなので、スグにバンド(シール)がヤラれちゃうんですね~。
付属のステーに加え、上からも前後2箇所ガチっと計3箇所で固定すれば大丈夫ですが、ステーのがんじがらめでゴッチャゴチャになるので、私はこの様なステーを製作し、下から一箇所で固定しております。
※こういう記事は書くの大変なので、このステーを最後に売り込める様にしなきゃイカンと思いつつもなかなかそこに至らない・・・
こんなステーで大丈夫なの?
と、疑り深い人の為に動画を載せておきます。
バイクが揺れるぐらい揺さぶってもマニとヘッドの間はビクともしておりません。(クランプの固定無しな状態です)
ここまでガッチリ留めるとバンド(シール)への負担は激減するので、シールは長持ちするのです。
ps. 5年程前に撮った動画なので画質が悪くて申し訳ありません。