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地味変(ジミヘン)

jimi-hen.jpg
まず初めに、地味変(ジミヘン)とは修理やカスタムなどで華のある仕事っプリに対し、「地味なのに大」しかもあんま見た目わらんやん。な仕事の事を言います。

けしてクラスに一人は居たであろう、地味やけど変わってるヤツのことではございません。

バファリンの半分はやさしさで出来ているそうですが、いい仕事してあるカスタムバイクの半分以上は地味変な仕事で出来ているのです。

①そして今回のビフォーな写真。シートが薄いのでオイルタンクのキャップが直の撃で、熱すぎるので、キャップの所に皮が巻いてあります。

②んな訳でオイルタンクを加工します。

元の位置よりなるだけ低く、車体の内側に入る様に加工です。

チェーンの逃がしを考えながら、なるべくオイル容量を減らしたくないので、切っては仮組み、切っては仮組み。
切り過ぎては、新品のオイルタンクで作り直し、切り過ぎてはまた作り直し。約20個あまりのオイルタンクを犠牲にして、仮付け完了!!
↑途中からは完全にウソつきました。ゴメンナサイ

③そしてキレーに溶接。

チェーンが伸びた事を考え、当たるところは2重構造にしました。まあ普通の事ですが。

オイルのフィッティングも削り出して移設。

④そいで出来たのが、コレ。

・・・ビフォーの写真と並べな、全然気付かれないなぁ。

寂しいのでアップしました。みたいな感じになっていますが、こういう仕事はしょっちゅうやっております。

つづく↓

jimi-hen-2.jpg
①オイルタンクを2センチ程内側にしたので、今度はバカデカいバッテリーが2センチ外に飛び出してきます。
熱いの直ったら今度はビリビリかいっ!まるでドリフの様になって来たので、今度はバッテリーを小さいものに変えましょう。

バッテリートレイを切った貼ったして・・・

こんなん出ましたけど~。※1    またもや、大した事ありません。

②ツギハギだらけなのが解かってもらえればそれだけでいいんです。決して寂しがり屋ではございません。

③こんな感じで収まりました。

④どんだけちっちゃくなったかと言うと。

写真のとおりです。

これが2センチ出てきたらどんなにウザイか判っていただけたでしょうか?

そして、トータルで見るとなーんにも変わって無い様に見えるでしょう。

しかし、オーナーが喜べば全て善し。作り手と乗り手だけのヒ・ミ・ツ を他人様にさらしてしまいました。


※1 <泉アツノ>「こんなん出ましたけど〜」の台詞は、三浦雄一郎を占った時に、良い結果が出ず「こんなん出てしまいまして、すみません」という謝罪のつもりで言った言葉が始めだったという。
Wikipediaより

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