Home > メンテナンス | 電装系 > レギュ&アースか

レギュ&アースか

regulator.jpg
連続で修理系の解りにくい内容ですが、大事な事ですのでお付き合いください。

今回はレギュレターを取り付ける際に「もうひと仕事しておくと、トラブルが減りますよ」的な事を書きます。

ハーレーのレギュレターはいまどきのバイクからしたら考えられませんが、アースをボディーアースだけで取っています。
余計なお世話かも知れませんが、当方に整備などで入って来るヨソから来る車両のほとんどは例によって"ボディーアース派"な者たちばかりなのです。

当店では、新たに取り付ける場合は必ずこれら作業をしてから取り付けておりますので参考までにどうぞ。

①CCI等のレギュレターの裏には、この様に穴が開いております。

この穴はなんかっつーと、ってタップで指さしている時点でバレまくりかも知れませんが、この穴にタップでネジ山を切ってアース線を取りだす為の下穴が御親切に開いております。

②「穴があったらネジ入れてみたい」と昔の人が言っていたので、迷わずにSAY YESな感じでネジ込みましょう。
この穴が「余計な物など無いよね」な、事が解っていただけましたでしょうか?

ちなみに、アースを取りたい所にはロックタイトは塗りません。更には歯付座金(スターワッシャーとかも言うギザギザの食いつく感じのアレ)を端子の裏に入れれば完璧です。

もう一方のアース端子はフレームに直付けでお願いします。

③新品のオルタネーターと、レギュレターの組み合わせならまだいいのですが、大体のレギュレター交換の場合はオルタネーターは中古という事になります。

これは青春時代の恋において、いくらこちら側が新鮮な気持ちでも、相手はだいたい中古だという確率ぐらいの感じです。
女の子の方がおませさんですからね♡

そんな話はどーでもいいんですが、私はいきなりブッ挿すなんて荒っぽい事は致しません。(ここはこれ以上タメさん的な感じにならぬ様にグッとガマンです)
オス側を(年式によって違う)このように先の細い物で少し広げてやると、少しキツイぐらいのグッドなフィット感になります。
ここがユルユルだと、スパークが飛んで故障の確率が増えるのでは?と私は思います。

④大体、中古側の端子は汚れているので、ワイヤーブラシ&パーツクリーナーでキレイにしましょう。

最後に、接点用のコンタクトグリスを塗って完璧です。

ここまで完璧にやればコネクターを抑える金具は必要無いと私は思っております。
※逆に押さえる金具が無いと抜けてしまう様では先ほど記したように故障の原因になるかと思われます


これまた、テキトーにやる3倍くらい時間がかかりましたが、これまたトラブル発生率減少につながったのではないでしょうか?

10年前くらいからこの方法をやり始めてから、レギュレターのパンクのトラブルで帰って来たのはほとんど記憶にありません。(記憶力の問題かも知れませんが)

レギュレターにはアース線、レギュ&アースで覚えておいて下さい。

Home > メンテナンス | 電装系 > レギュ&アースか

Search
Feeds

Page Top