- 2012-03-02 (金)
- 04'FXST Chopper 2010,4
外装の仮組み出来たんで、パーツ作りをしていきます。
今回はオーナーの意向をカナリ入れてカスタムしていきます。
当店では、全部イジる感じのカスタム(まぁ、俗に言うフルカスタム)の場合、オーナーの"意向"と"お任せ"の比率はイロイロあるのですが、その辺は柔軟に対応しているつもりです。
大体のパターンはザックリとした好みを最初に聞いて、やりながら確認して貰いを繰り返し、オモシロそうなアイデアが浮かべば試作を作ったり、提案してみたり、却下されたりみたいな感じで、なるべくオーナーの好みを引き出して、プラスオーナーの想像以上の物を作れたら。
みたいな感じでやっております。
シンプルな直生やし(じかばやし)なプルバックハンドルを作ります。
2本のパイプを同じ角度になる様に、お手製クランプにセットして曲げていきます。
②補強の部分を作ります。
旋盤で肉厚のパイプを削って行きます。
③磨いてこんな感じです。
指示では平板のみだったのですが、ここは運転時に目に止まるとこなのでアクセントがあった方が良いかと思い、プチ暴走しちゃいました。
良い方向に想定外であるように祈りつつ、オーナーに見せて見ます。
④オッケーが出たので、両端をハンドルパイプにピッチリ合わせて削り、ハメこんで溶接します。
こういった方向の補強は溶接するとハンドル同士が内側に引っ張られるので、目一杯外側にテンションかかる状態で、歪まない様に、点付けの数、箇所、順番、溶かし込みの深さ、etc・・・に気を付けながら溶接します。
(補強なのに、ガタや隙間がある状態で付けたら、カナリ内側に引っ張られてしまうので注意が必要)
基本的にハンドル、ステップを作る時は実際に跨ってもらって、角度や位置を決めて貰います。
かなりナローなハンドルになりました。
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