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78'FXS part①

今年も残す所あとわずかですね。

10年前を振り返ってシリーズでも行きますか?

写真はビフォーな時。

エンジンかけるのに2時間かかるとの事で修理に入ったの図。この頃はショベリジに乗った女子は珍しく、こんなテキトーな感じのカスタムでも乗ってると十分にカッコ良かった。

この後、事故を機にフルカスタムをする事に。2002年某日。


事故る以前に元のフレームは2個1か3個1で、継ぎ目も芯入ってないわ、歪みまくってるわな状態だったので、純正タイプのリジッドに載せ換える事に。

当時の受け売りでフレームパイプ内部に発泡ウレタンを入れてみた。(剛性が上がるらしい)

この頃(前の店)はアーク溶接機とガス溶接しかなかった・・・・


基本、修理屋だったので、ここまでパーツをワンオフで作ったのは初めてだった。当時の自分の出来る限りの事はしたつもり。

特にハンドルは100Vの旋盤で、材料も無垢しかない状態のをひたすら削り4日もかかってしまった。(今なら1日で出来るかなぁ?)

ツレに「気持ち悪い」と言われたのを覚えている。


仮組み完了の図。

今と変わらないが、オーナーの意向を優先しつつ仕上げた。バレルタンク、フラットフェンダー、ライト位置等。
パンやナックルなどの純正ホースシュータイプのオイルタンクにしたかったのだが・・・いつかコッソリ変えよう。


「テールランプはめっちゃ小さくしてね♡」と言われたけど、危ないので基盤を買ってきてLEDテールを作った。
この当時はまだ市販のLEDテールランプは無かったハズ。(もー記憶がアレですが)


その後、2003年のクールブレーカーに出して、2004年のHOT BIKE 78号に載った時の写真。

ちゃんとバイクに似合う場所を探しに行って、2台でほぼ日中かけて取材してくれた。他社は「バックなんかどーでもいいですよ」ちゅう感じだったので、ちゃんとしてるなぁと思った。


右の文にある通り、この車両での事故を機に74スプリンガーを研究して、オリジナルのブッシュも作った。(元々ガッチガチで動かなくてリジットフォーク状態だった)


なんせ、このスタイルながら乗り易さを追求した。


説明にあるとおり、16個の部品を作ってくっつけては削り、棒ヤスリから紙ヤスリでひたすら手磨きでやった。(いい道具が無かった)

レバーも直付け。で、今やド定番の鋳物風の仕上げにした。(この当時は新しい手法を生み出したと、だいぶやったった感を感じていたが、ほとんどの人に気付かれなかった↓↓)

トップティーを無くして、ハンドル自体をトップブリッジにしたので、より低くかつ手前にハンドルが来るようにした。
スプリンガー側も切って低くしてある。スプリングも何気にショート加工している。
ワイヤーの取り回しも気を使ってホルダーの向きを作った。


ちなみに2003年のカスタムシーンはこんな感じ。

そんな細かい所より、一発目の見てくれ重視なのが多かった様に思う。今と違って。

スポタン&フレームスなフリスコチョッパー全盛期。WCCに影響されてる感じのバイクも出てきてニュースクールも流行り出した頃。
クールブレーカーってのもあるけど、基本派手なバイクが多かったなぁ。

流行りに全くついて行けていなくてスミマセンっちゅう感じです。


このナックルとホットロッドちっくなショベルと3台出展しました。

今じゃド定番のファイヤーストーンのタイヤも、他に1,2台しかまだ履いて無かったなぁ。今年のロッドショーなんかビンテージタイヤの方が圧倒的に多かったですね。

この10年で、日本のカスタムシーン(技術力もね)もの凄く変化したなぁ。

私は今のカスタムシーンにもついて行けてませんが、あんまブレてないんじゃないかと思う。

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