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78'FXS part③

正面からローアングルで
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よく、グースネックと間違われるのですが、フレームは1948年のレプリカをチョップしないで使っています。

同じフレームを使ったバイクと並べると、エライ低いんですが、それはタンクのマウントやフロントのスプリンガーのアソコやアソコを切ってスプリングも短くしてハンドルの取り付けで低く見せてるだけです。

実は「グースネックでフォークを寝かせて欲しい。なんならハンドルをタンクの下面より低く付けて欲しい」との要望もあったのですが、はっきり言ってだいぶ乗りにくくなるので、安全面&操作性重視でこうなりました。グースの車両と並べても同じような低さで、ロードクリアランスもしっかり取ってあるのでコーナリングも楽しいです。

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"チョチョイ真鍮シリーズ"で作ったキックペダルもそうですが、キックアームをまっすぐに加工して、足を下ろした時に邪魔にならない&見た目スッキリにしてあります。(この頃から地味な加工が好きやなぁ)

パンのキックカバーもこの頃から好きで使い出しました。一度表面の凸凹を削って、ブラスト当てて、そこから研いで程々な感じでフィニッシュ・・・

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フィラーキャップもこのように丸く削ってあります。

部品を加工してカスタムしてある感を出したいのではなくて、元の形が格好悪いから手を加えているだけです。"ネガティブカスタム"をスタイルとしております。

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タンク小、ヘッドライト小、スプリング付きサドルシートにバレルオイルタンクなので配線などを隠す所が全然ありません。
でも、電装系の部品が見えてたり、配線ゴチャゴチャしてるのは大嫌いな私ですので、ブレーカー3個とウインカーリレー、イグニッションキー、HI-LOWスイッチをこの箱の中にしまい込みました。

カートリッジ式になっていて、ゴッソリ中身が出てくるのでメンテ性も良好でございます。

ちなみに、この箱はナックルやパンのイグニッションコイルの中身をくり抜いた物です。

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アイドルスクリューもアンティーク感を出した感じで制作。

この車両、Bキャブのキックオンリーでとても女子の乗り物とは思えません。
でもしっかりセッティングしてあるので、京都にいた頃は通勤で乗っていたくらいイージーに扱えます。

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こんなん載せたら怒られそうですが、昔のホットバイクの密かに人気コーナー。「今月の可愛い子ちゃん」というなんとも恥ずかしいコーナーに載った時の写真。もちろん本人にはそんなコーナーとは伝えずに、ネタにしてしまいました。

ネタといえば、昔、私は通販のカタログに載った事があります。(あれはホンマに恥ずかしい)

こんな足でようキック蹴ってたなぁ。では無くて、見ての通りここまで低くしながらも乗車姿勢も無理の無い感じです。実際本人が乗って走ってるとカッコイイ。身内びいきで申し訳ありません。

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キャブカバーは「S&Sのティアドロップを小さくしたら良さそうやん」と思い。ワンオフで制作。

後に、超リスペクトするDENの佐藤さんも同じ感じのを作ってたのを知り、なんか勝手に喜んでおりました。なんか嬉しかった。

Bキャブが出っ張るので極力薄く作ったんですが、ちょうどいい出っ張り具合になって、たまたまマフラーのヒートガードにもなって、なんか嬉しかった。
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という訳で、十年前を振り返ってと称し、身内のバイクを褒めちぎるという、またしてもやってはいけないという事をいともあっさりとやってのけた私ですが、これからも宜しくお願いします。そして、良いお年を。

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