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DO NOT MIX !! ~混ぜるなキケン~

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<注意! これらの部品を(別の部品と)混ぜんじゃないぞ!このベアリング一式はマッチングしてるからね>

的な事が書いております。

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申し遅れました。私、クランクケースの左側でクランク軸を支えております、ベアリング一式であります。

真ん中に来るコイツら(下図の10番と12番)の厚みがクランクシャフトのサイドクリアランス(横方向のガタ)を決定づけておるのですが・・・

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説明書には偉そうに「混ぜるなキケン」と書いている割にはそのまま組むと理想の数値にならない事が多々あります。(私的にはほぼ合いません)

ここに関してはマニュアルには載っていないイロイロなノウハウが必要だと思っております。


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話は変わって、お次はブレーキフルードの話。

大体のハーレーはシリコン系のDOT5という規格の物を入れます。

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が、しかし、2006年以降のハーレーからはグリコール系のDOT4という規格の物が指定になっております。
純正のマスターシリンダーなら、この様にフタの所に書いてあるので(ゴチャ混ぜの車両以外は)これに従えば大丈夫です。

あっ、そうそうグリコール系とシリコーン系は混ぜるとブレーキが効かなくなったり、トラブルの原因になり大変キケンです。はい「混ぜるなキケン」でつながりました。
「整いました~!」ちゅうヤツですね。

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ここからがオーセンティック的メンテナンス講座の始まりです。(なるべく他所で語られていないのを中心にヤリます)

この様に2002年式(通常DOT5)の車両にブレンボのマスターシリンダー(DOT4指定)が付いておる場合はどっちのフルード(オイル)を入れればいいの?

ハーレー用のシリコーン系のDOT5は最初は紫色ですが使ううちに黄色くなるので見た目にも区別が付きません。(すぐに紫色じゃなくなるが、それが交換時期の目安ではない。)

私はぺろっと舐めれば区別がつくのですが、皆さんはそういう訳にはいきません。(ウソつきました。舐めた事ありません)

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シリコーン系は水分と混ざらないので、この様に水滴を垂らすと完全に分離します。

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一方、グリコール系に水滴を垂らすと「モワっと」広がります。(今回のブレンボはグリコール系でした。)

確かアルコールと似た成分だったような違うような。アルコールに水滴を垂らすと同じ感じになると思います。

とにかく、グリコール=アルコール(っぽい)、シリコーン=油(っぽい)って覚えておけば以後、簡単に見分けれると思います。

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自分的にはかなり端折って書いているつもりだが、ブレーキフルードの事を書くだけでも書き出したらキリがありません。(いや、本当はキリはある)

続いては油圧ドラム用のフルードの話。

純正のワーグナーの土瓶マスターの蓋には今度はDOT3と書いてありますが・・・

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現行品はDOT5に表記が変わっております。

タッチもしっかりするのでDOT5に入れ替えて使います。

あと、DOT5(シリコーン系)はゴム類への攻撃性が高いのが一般常識ですが、グリメカのマスターシリンダー(表記はDOT3かDOT4指定)へは問題なく使用できています。(勿論、混ぜるなキケンで。)

とまぁ、そんな感じです。

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