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2009年02月

臨時休業のお知らせ

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まことに勝手ながら3月1日(日)と2日(月)は、関東方面へ引き取り等いろいろ用事があるので、お店は開いていませんのでお気を付け下さい。
もしかしたら、気合の日帰りで月曜は居るかも知れませんが、まず開いていないと思っておいて下さい。

あと、未だによく聞かれるのですが、うちの定休日は月一回で、毎月17日は曜日に関係なく休んでおります。
後々、増やすかも知れませんが、現在バックオーダーが40台越えなのでなかなか休みが取れない状況です。大体am 2:00くらいまでやっているのですがなかなか追いつきません。

最近ブログを書く頻度が減ってきているのは気のせいではありません。毎日チェックしている方には申し訳ありません。でも私はエンターテイナーでは無いので無駄なことを頻発する気も、頭を下げる気もありません。

写真のナックルは数年前に作ったものですが、いつ見てもカッコよろしいです。そして走りもサイコーです。どんどん加速していって、75マイル(120km)を過ぎた辺りから自分の周りの空気が「ピタッ」と止まっているかのような気持ち悪い加速が最高に心地よいです。

72’SHOVEL エンジン part③

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①エンジンの要、良いエンジンを組むにはクランク周りをキチっと組む事がキモなのです。あとオイルコントロールも大事ですが。
今回は純正よりも遥かに軽量なピストンを使う為に、以前に組んだ人が空けまくった穴を埋めていきます。ただ単に埋めるのではなく、最適なバランスになる様に考えて一つ一つ重量を決めて削り出した部材です。

ちなみに、通常のバランス取りでは開ける場合の方が多いです。

②こんな感じで油圧プレスで圧入して埋め込みます。この後、さらに抜けないように固定します。
クランクのバランス一つで、耐久性やエンジンのフィーリング、振動の出方が変わるのでこれはヒジョーに重要な事なのです。
ハーレーのエンジンをやっていて、特に奥が深く、研究し甲斐のある部分の一つです。バランス取りの作業の画像は割愛しています。
ちなみにこの電子秤(はかり)は10万以上します。こんな高級品必要無いのですが、やっちゃいました。しばらく灯油を買うお金もありませんでした。ホントにアホですね↓↓
ハーレーのエンジンは数字がすべてでは無いのです。でも、基準を作る為のデータは欲しいものなんです。
その後、1/100mm以内に芯だしを行います。これもマニュアル通りでは、話になりまセニョリータなので、独自の方法でやっております。

③今回使った、KB製ピストン。他のピストンより200グラム程違う事もあるくらい軽いんです。
軽いので、サイドフォース(横にかかる応力)が軽減され、シリンダーにやさすぃー感じになります。
簡単にいうと、シリンダーの壁を鉄球で叩くのと、ピンポン球で叩くのとでは・・・・・そこまでの差はありませんね、言い過ぎました。でもなんとなくイメージ出来るでしょうか。

④このエンジンで目指したのは、耐久性が高く、ストレス無く気持ちよく回せるエンジン。特にチューンupしていないですが、うまくオイシイところを使って走れば早く走れるシブ好みなエンジンに仕上がったと思います。
闇雲に排気量を上げたり、レーシングパーツを使っても全てがバランスよく、きちんと組まれてなければ実力は半減します。

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